わかってほしい の商品レビュー
親から受ける虐待がクマのぬいぐるみで現されている。ページをめくるごとにぬいぐるみはボロボロになり、最後には首が取れてしまっている。白い文字と黒い文字で書かれている本音と建前。追い詰められていく様に愕然とする。虐待されて亡くなってしまうというのはこんな感じなのだろうか…?
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絵本、だけど、子どもに読んではいけない本。 真っ赤なページに黒と白の文字が、緻密な計算のもとに配置されている。 虐待をされている子どもの、引き裂かれた気持ちを、こんな風に表現するなんて、目から鱗。 不幸な子どもたちの周りにいる、一人でも多くの大人たちに、この本が届きますように。
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昔、働いていたバーにあった絵本。 ずっと覚えていた。 ただ、子供は親に愛してほしい。それだけなんだ。 現在古本でしか手に入らないようで。この時代だからこそ再販してほしい。
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泣いてしまった。なんて苦しい、切ない 。虐待されてた時の子供の気持ちが、痛いほど突き刺さる絵本。どんな親でも付いていくしか選択肢がない。あまりにも残酷で、でも虐待されてる子はこれが日常なんだと思い知らされる。 こういう本があることで 救われる子もいるかもしれない。 これから子供を産む人にもぜひ読んで欲しい本。
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この感想文の筆者自身が受けた虐待ははたして虐待といえるかどうか戸惑ってしまう。 虐待がひどければひどいほど語れなくなり、周囲の環境はそれを語ることと向き合わないというサインを示し、虐待を受けている当事者である子どもは、そうであることを鈍麻させられていく。 かつて自身の虐待を語...
この感想文の筆者自身が受けた虐待ははたして虐待といえるかどうか戸惑ってしまう。 虐待がひどければひどいほど語れなくなり、周囲の環境はそれを語ることと向き合わないというサインを示し、虐待を受けている当事者である子どもは、そうであることを鈍麻させられていく。 かつて自身の虐待を語れす、今も語ることを拒否され、すぐ身近にある虐待にさえ手助けすることに大きな障壁があることの苦しさを拭えない。 その苦しさがこみ上げてくる一冊。 でも、やはりこの本から目を背けることはできない。 子どもに読ませていいか悪いか、それは受け取った子ども自身に任せるので良いのではないか。 この感想文の筆者自身、未婚、子供なしだが、子どもがいつ読む時期を迎えてもいいように、側においておくべきかと思う。 最近タリーズや上島珈琲店など絵本を置くカフェが増えたが、こういった本もその中に混ぜてほしい。
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子供を図書館へ連れていったとき、自分にも時間があったので、アート、芸術、デザインの本を物色していたときに、陳列している本のなかで、この本だけが目に入った。手にとったときに赤色一色とイラストとタイトル、なんだか読まないといけないような衝動にかられ、扉を開いた。 絵本なので、読み終え...
子供を図書館へ連れていったとき、自分にも時間があったので、アート、芸術、デザインの本を物色していたときに、陳列している本のなかで、この本だけが目に入った。手にとったときに赤色一色とイラストとタイトル、なんだか読まないといけないような衝動にかられ、扉を開いた。 絵本なので、読み終えるまでそんなに時間はかからなかったと思うけど、その時間はこの絵本の世界。 鳥肌がたち、ただただ、一枚一枚めくっていたと思う。 虐待をテーマにした一冊。 シンプルにイラストと文字でうったえかけてくる。 それが痛いほどよく分かり、理解でき、やはりあってはいけないことだと痛感する。 絵本のなかに並んでいるが、こどもにはまだ読ませたくない絵本やな。
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とてもシンプルでありながら、メッセージ性が半端ない大人向けの虐待を題材にした絵本。 ひたすら描かれているのは、一匹のクマの縫いぐるみのみ。 でも、ページを進める毎にボロボロになっていき…。 最後の「あいされたい。」が重いなぁ。
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衝撃的な、大人のための絵本。 「子どもに、ついつい手を上げちゃう・・・」という方、 育児書は難しくても、絵本なら! 一度は読んでみてください。
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