解夏 の商品レビュー
文体は違うのですが浅…
文体は違うのですが浅田次郎の泣かせる部分とダブってしまいました。
文庫OFF
さだまさしさん、有名…
さだまさしさん、有名な方ですよね。是非読んでみてください。
文庫OFF
映画とあわせてみたい…
映画とあわせてみたい一冊。感動、泣ける話。
文庫OFF
視界を失ってしまう主…
視界を失ってしまう主人公です。 これもけっこうベタです。 泣かせるように書いた本
文庫OFF
優しさと暖かさ
映画化された表題作を含む、4編収録の短編集。悩みながら葛藤しながら生きてゆこうとする人と、それを支える人。優しさと暖かさが伝わってくる物語たち。そして、描かれる情景の美しさがまた、静かな感動を呼びます。
yui
【概略】 葛飾の小学校で教鞭をとっていた高野隆之は、フィアンセに別れを告げ故郷の長崎に戻っていた。その理由はベーチェット病と呼ばれる眼の病気、その行きつく先「失明」と向き合っていくため。長崎まで隆之を追ってきたフィアンセの陽子と隆之は、ひょんなことから禅宗にまつわる結夏と解夏と...
【概略】 葛飾の小学校で教鞭をとっていた高野隆之は、フィアンセに別れを告げ故郷の長崎に戻っていた。その理由はベーチェット病と呼ばれる眼の病気、その行きつく先「失明」と向き合っていくため。長崎まで隆之を追ってきたフィアンセの陽子と隆之は、ひょんなことから禅宗にまつわる結夏と解夏という言葉とその由来を知ることとなる。失明に対する恐怖を行として捉えた隆之は、残された時間、解夏までの時間を陽子と過ごすことにする。タイトルとなった「解夏」の他三編が織り込まれた短編集。 2024年10月21日 読了 【書評】 「福祉関係の書籍を読んで研修準備してるんだよね」と話したら、友人から「だったら『解夏』に収録されてる『サクラサク』を読んでごらんよ」と推薦されて手に取ってみた。大正解だった(笑)大泣き(笑) 「解夏」「秋桜」「水底の村」「サクラサク」と、当然に前から読んでいったのだけど、結果的に「解夏」が「サクラサク」に対する布石・伏線のような形になっていたね。 「解夏」では、概略の部分で触れたように結夏から始まった禅宗のお坊さんの雨安居・夏安居(90日間、座禅しながら過ごす)が解夏で終わる部分に、視力がどんどん奪われ失明するという恐怖を行になぞらえられてる。その感覚が、「サクラサク」では日を追うごとに惚けが進行していく父親という現実を直視しながら、その記憶が消されていく最期の瞬間に対して恐怖(不安)する部分と重なってね。そして当然、50歳を迎え、両親がいよいよもってそういう領域に入っていこうとするステータスである読者・喜餅は、自分に重ねる訳ですよ。「ついに結夏が来たか。解夏はいつなのだろうか?」ということを思いながら「サクラサク」を読み進めてしまったよ。 さださんのフレージングって、なんだろうね、あたたかいマシュマロみたいな。ほわっとした、でも残る。「暗闇というものは、光が見えない者には存在しない」「好奇心は生命力でもある」「生きることは、頭で考えるようには簡単ではないのだ」・・・切り取ると普通な感じがするかもだけど、文脈に置くと色んな素敵な石に変化する。 それぞれの話、アウトラインはおそらくは定番・・・さださんは落語が大好きだから、きっと落語なんだろうなぁ・・・王道なのですよ、展開から着地までが。でも、細かな状況設定と人物描写で彩が新しくみえる。うん、やっぱり落語だ。 良い作品をオススメしてもらいました。さださんの作品、これからも読んでいこう。そして、自分の両親の変化が始まった時、この作品を思い出そう。
Posted by
著者、さだまさしさん、ウィキペディアによると、次のような方です。 ---引用開始 さだ まさし(本名:佐田 雅志〈読み同じ〉、1952年4月10日 - )は、日本のシンガーソングライター、俳優、タレント、小説家。國學院大學、東京藝術大学客員教授。ファンとスタッフの間では「まっ...
著者、さだまさしさん、ウィキペディアによると、次のような方です。 ---引用開始 さだ まさし(本名:佐田 雅志〈読み同じ〉、1952年4月10日 - )は、日本のシンガーソングライター、俳優、タレント、小説家。國學院大學、東京藝術大学客員教授。ファンとスタッフの間では「まっさん」の愛称で親しまれている。 ---引用終了 で、本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 東京で教師をしていた隆之は、視力を徐々に失っていく病におかされ、職を辞し、母が住む故郷の長崎に帰った。そこへ東京に残した恋人の陽子がやってくる。この先の人生を思い悩む隆之。彼を笑顔で支えようとする陽子。ある日、二人はお寺で出会った老人から「解夏」の話を聞く-。表題作他、人間の強さと優しさが胸をうつ、感動の小説集。 ---引用終了
Posted by
さだまさしさんの短編集。 表題作はドラマとか映画化されたっけ? ブグログ内でも凄い評価の高い一冊。 感動と感涙の嵐だそうです。 だから騙されないで下さい。私のレビューに。★の数に。 きっと私がおかしいっていうか、一般的じゃないのでしょう。 だって、本当につまんな、…………いやい...
さだまさしさんの短編集。 表題作はドラマとか映画化されたっけ? ブグログ内でも凄い評価の高い一冊。 感動と感涙の嵐だそうです。 だから騙されないで下さい。私のレビューに。★の数に。 きっと私がおかしいっていうか、一般的じゃないのでしょう。 だって、本当につまんな、…………いやいや、ちっとも合わなくって。 ・解夏(げげ) ベーチェット病を罹った小学校の教師は故郷の長崎に帰郷する。 ・秋桜 外国人の嫁と姑の問題。 ・水底の村 ダムに沈んだ村出身の幼馴染の二人が再開。 ・サクラサク 痴呆の父親と向き合うことで家族が再生。 基本的に良い人たちしか出てきません。ワルもクズも存在しない世界のようです。 一番良かったのは表題作の解夏かな。視力を失う難病だが、視力を失うと同時にその病自体は無くなり、その他の症状も消えるという。勉強になりました。 おかしいな? 俺も感動していいはずなのに、まったくこない。 「ふうん」という感想しか持てない。 とうとう心が死んだかな(笑) なんかね。上手く言えんけど放物線みたいなのよ。ホームランの。 こういう角度でこういう勢いなら、こういう円を描いてここに落ちてくるだろうなっていう。 先が読めるっていうのとも少し違うけど、違和感も驚きもとっかかりもなく、スッと上がってスッと落ちて来て当たり前に終わる物語。ライナー性だったり、やたら滞空時間の長い山なりだったりの違いはあるけど。 可もなく不可もない薄味のお茶の間ドラマの脚本みたいだなと感じた。 やっぱり歌の方が好きだな。 好きな人にはごめんなさいm(__)m
Posted by
全て暖かく、ふるさとや思い出が素敵な短編集。いろいろな作品を読んできたけど、ここまで見事な短編集は久しぶり。
Posted by
4作ともとても良い話でした。 文章や言い回しがとてもきれい。言葉選びが素敵。 解説にある、未来・現在・過去を全ての作品に盛り込んで、その後どうなったんだろうと余韻を残す終わり方は秀逸。 さだまさしは天才なのか? サクラサクがイチオシでした。
Posted by