バーティミアス サマルカンドの秘宝 の商品レビュー
ホント面白い!
知恵と力を持った主人公が苦難の末に悪を倒すファンタジーもいいけど、ちょっと毛色の違うものが読みたい人にお薦め。主人公はひねくれた魔法使い、使役される悪魔(妖霊)はお茶目。ホント面白いです!
yui
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再読。 かなり内容忘れていた。やっぱり面白い。 本を開いたら、そのまま立ち上がることができなくなり1時間…(以上)。 かなりやばい本ですが、面白くて元気になるからやっぱり最高。1時間なんてあっという間だけど、この本の1時間はかなり濃厚で、まるで長い旅から帰ってきたような気持ちになる。 本を読んでいるのに、映像を観ているような気持ち。頭の中にどんどん映像が流れていくような不思議な気持ちになる(私はそういう想像力があまりないので、この本が本気ですごいのだと思われる) でも、話の中身は裏切りとか、おべっかとか、そういうものに溢れてるんだけどね…… ナサニエルもひねくれた少年なんだけどね…… バーティミアスも善いヤツではない……ような感じがするんだけどね…… でも、なんだかとっても愛おしくなる。 愛情に飢えたナサニエルの、頭の良さと機転が効くところ、めちゃめちゃかわよカッコいい。「ぼく」って言うたびに母性本能?がくすぐられる。 首相にアミュレットを返したところなんて、めちゃくちゃカッコいいじゃないか!! ナサニエルの師匠が、保身にばかり走っているところ、ちょっと情けない…… 無力なナサニエルの鬱憤をすごく感じて一気読みでした。最後は実力を認められ、自分を愛してくれた師匠の奥さんから言われていた、立派な魔術師の仲間入りが出来る土台を作れて良かった。 ……子供にとって親と愛情がどれだけ大切なのか、寂しいナサニエルを見て、しみじみ感じました。 ところで、魔術師は子供を弟子にできないということたけど、魔術師は子供を作らないのかな? それとも、魔術師は親からの愛情が足りない(というか、親から捨てられるから愛情もらえないよね)から子供にも愛情かける必要ないと思うのかな? とにかく面白いので、本が重くて体力削られるけど、すぐ次の話に向かいます。
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好きすぎて子供の頃に何度も読み返した思い出。 1000ページくらいあるのにね ナサニエルとバーティミアスの距離感たまらない
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自分史上最高の冒険ファンタジー。 ナサニエルとバーティミアスの悪友のような腐れ縁のような関係に語り口、世界観、すべてが魅力的。 続きが気になりすぎて学校帰りに読みながら歩いて車に轢かれそうになったことも懐かしい。 後にも先にもこれほど熱中して読んだ作品はないと思う。 小学生の頃に...
自分史上最高の冒険ファンタジー。 ナサニエルとバーティミアスの悪友のような腐れ縁のような関係に語り口、世界観、すべてが魅力的。 続きが気になりすぎて学校帰りに読みながら歩いて車に轢かれそうになったことも懐かしい。 後にも先にもこれほど熱中して読んだ作品はないと思う。 小学生の頃に古本で購入してから十数年、日焼けやらなんやらで劣化しているけど、今でもたまに引っ張り出して読むほど大好きな作品。
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たまに こんな大当たりに出くわすことがある 面白くてたまらない 学生向きコーナー向きの本にしないで 大人向けのコーナーにもぜひ置いてくれるように願いたい ハリーポッターと同じくらい興味をそそられるシリーズ本であることは 間違いないでしょう あとがきで訳者の人がそんな風にいっていま...
たまに こんな大当たりに出くわすことがある 面白くてたまらない 学生向きコーナー向きの本にしないで 大人向けのコーナーにもぜひ置いてくれるように願いたい ハリーポッターと同じくらい興味をそそられるシリーズ本であることは 間違いないでしょう あとがきで訳者の人がそんな風にいっています 何が面白いかって?! ハラハラドキドキしながら 邪悪なかけひきや取引をする魔術師、 悪魔(バーティミアス)の行動が守護天使に見える時がある(笑) ロンドンには詳しくはないけれど ロンドンのあの決して明るくはない空気感がよく伝わってきます 心地よいリズム感があって いっきに読んでしまえるシリーズでしょう 次の本も期待
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アーサー・アンダーウッドは力はないながらも弟子は守る!という人物かと思ったらまさに魔術師的な人物で、ナサニエルをラブレースに差し出したところにはびっくらこいた。 バーティミアスとナサニエルの距離感が個人的にとてもよかったなあ。絆のキの字もない感じが魔術師と妖霊の関係性を感じられた。なんだかリアリティがある。 まだ続編は読んでないけど、きっとナサニエルはもっと魔術師的な嫌なヤツになりそうな予感。ジャーボウはいつかこっちの世界に戻ってきて、バーティミアスに復讐しそう。
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十分ハリーポッターと争える ちょっと出来ない子の方が伸びる?? なんと言ってもタイトルの 「バーティミアス」がいいですねえ~~
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妖霊を操る魔術師たちが権力を握る世界。ナサニエルははずかしめを受けた魔術師に復讐するためにバーティミアスを召還するのだった。 翻訳児童ファンタジーの金字塔のひとつ。やっと読みました。未熟だけど負けん気の強い主人公と、皮肉屋の妖霊バーティミアスの凸凹コンビが織り成す冒険譚を楽しみま...
妖霊を操る魔術師たちが権力を握る世界。ナサニエルははずかしめを受けた魔術師に復讐するためにバーティミアスを召還するのだった。 翻訳児童ファンタジーの金字塔のひとつ。やっと読みました。未熟だけど負けん気の強い主人公と、皮肉屋の妖霊バーティミアスの凸凹コンビが織り成す冒険譚を楽しみました。 主人公がピンチに陥りハラハラドキドキして応援する。冒険ものの物語の醍醐味です。ナサニエルも次から次へとピンチに陥ります。しかしそのピンチは強大過ぎる敵の狡猾な罠のためではなく、ほとんどが自分の未熟さと傲慢さと自尊心の高さから起こるものなのです。謂わば自業自得のピンチ。そのため読者はナサニエルに感情移入しにくいということもあるでしょう。 この物語ではナサニエル視点の三人称記述と、妖霊であるバーティミアス視点の一人称記述を交互に展開させています。そのためナサニエル視点のみでは、ナサニエルに感情移入しにくいとけれども、バーティミアスによってナサニエルの欠点がズバズバと語られ明確に指摘することよってナサニエルというキャラクターを受け容れやすくなるのです。 冒頭からナサニエルの行動原理は全て復讐でした。自分の境遇への復讐、自分を認めない人たちへの復讐、はずかしめられた復讐、運命への復讐。そして自らの失敗により大切な人も何もかもなくしたあとも、反省して変わるのではなく破れかぶれの復讐を誓うのです。バーティミアスはその復讐を、良心の呵責から自分を滅ぼそうとしているだけと分析します。結局は自分のためだと。しかし復讐心や自尊心の高さは孤独の裏返し。そこには復讐以外の動機もちゃんとあるのです。 良心の呵責ということは、良心があるということ。三部作の序に当たる物語。ナサニエルの本当の成長はここから描かれるのかも。
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なんといっても悪魔であるバーティミアスのキャラが面白い!!! 時々挟まれる注釈も見逃せないし、なんだかんだ言ってすごく優しい!!こんな男子がいたら絶対モテる!なんて思いながら読んでました。 ナサニエルとバーティミアスの会話とか考え方の違いなんかも見ててすごく面白いw じょじょにな...
なんといっても悪魔であるバーティミアスのキャラが面白い!!! 時々挟まれる注釈も見逃せないし、なんだかんだ言ってすごく優しい!!こんな男子がいたら絶対モテる!なんて思いながら読んでました。 ナサニエルとバーティミアスの会話とか考え方の違いなんかも見ててすごく面白いw じょじょになかよくなっていく感じも好きだった
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