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論語を楽しむ の商品レビュー

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教育者の論語論

著者は京大総長を務められたほどの碩学なので、難しく語るのは簡単なはずだが、本書は極めて平易に「論語」について述べてある。また、レイアウトの妙も手伝って、とても読みやすくなっている好著です。 平沢先生の数少ない古典解釈の本として、購入し、再読三読し、秘蔵本にしては如何だろうか。読...

著者は京大総長を務められたほどの碩学なので、難しく語るのは簡単なはずだが、本書は極めて平易に「論語」について述べてある。また、レイアウトの妙も手伝って、とても読みやすくなっている好著です。 平沢先生の数少ない古典解釈の本として、購入し、再読三読し、秘蔵本にしては如何だろうか。読めば読むほど染み出す味わいに酔いしれてみよう。

聖熟女☆ミ

2014/06/01

論語と聞きはするが、読んだことがなかったので、読んでみた。この本は口語訳だけではなく、著者(元医学部教授)の体験に即した解説も書かれているため、とても納得しやすい。以下抜粋された論語を。 1.子曰く、学びて時に之を習ふ、亦た説ばしからずや。朋あり、遠方より来たる、亦た楽しからず...

論語と聞きはするが、読んだことがなかったので、読んでみた。この本は口語訳だけではなく、著者(元医学部教授)の体験に即した解説も書かれているため、とても納得しやすい。以下抜粋された論語を。 1.子曰く、学びて時に之を習ふ、亦た説ばしからずや。朋あり、遠方より来たる、亦た楽しからずや。人知らずしていからず、亦た君子ならずや。 2.子曰く、三人行へば、必ず我が師あり。其の善なるものを択びてこれに従ひ、その不善なるものは、これを改む。 3.子曰く、歳寒くして、然る後に松柏の後れて凋むを知る。 4.子曰く、我を知るなきかな。子貢曰く、何ん為れぞ其れ子を知るなきからん。子曰く、天を怨まず、人をとがめず、下学して上達す。我を知る者は、其れ天か。 5.子曰く、君子、博く文を学びて、之を約するに礼を以ってすれば、亦た以って畔かざるべし。 6.子曰く、吾れ十有五にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑はず、五十にして天命を知り、六十にして耳順ひ、七十にして心の欲する所に従へども、矩をこえず。 7.子曰く、君子は言を以って人を挙げず、人を以って言を廃せず。 8.孔子曰く、君子に三畏あり、天命を畏れ、大人を畏れ、聖人の言を畏れる。小人は天命を知らずして畏れず、大人に狎れ、聖人の言を侮る。 9.子曰く、三軍も師を奪うべきなり。匹夫も志を奪うべからざるなり。 10.子曰く、君子は泰かにして驕らず、小人は驕りて泰かならず。 11.子曰く、賜や、女予れを以って多く学びて之を識る者と為すか。こたえて曰く、然り、非ざるか。曰く、非ざるなり。予れは一以て之を貫く 12.子貢問ふ、師と商といづれか賢れる。子曰く、師や過ぎたり、商や及ばず。曰く、然らばすなわち師やまされるか。子曰く、過ぎたるは猶ほ及ばざるがごとし。 13.子曰く、仁遠からんや、我れ仁を欲すれば、ここに仁至る。(仁は情熱?) 14.子温やかにしてはげし、威あって猛からず、恭しくて安し。 15.子曰く、衆の之を悪む、必ず察す。衆の之を好む、必ず察す。 16.子は四つを以って教ふ、文・行・忠・信。 17.子曰く、君子は貞にして諒ならず。 18.子曰く、吾れ回と言ふこと終日、違わざること愚の如し。退きて其の私を省みれば、亦た以って発するに足れり。回や愚ならず。 論語はすごい!

Posted byブクログ