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未明の悪夢 の商品レビュー

3.5

11件のお客様レビュー

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鮎川哲也賞受賞。震災…

鮎川哲也賞受賞。震災の最中発生した殺人事件の謎を解け!

文庫OFF

阪神淡路大震災の神戸…

阪神淡路大震災の神戸を舞台に、本格ミステリーを描こうとする野心作。純粋な震災小説としても感動出来る。

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 有栖川有栖・島田荘…

 有栖川有栖・島田荘司・綾辻行人・・・・・という新本格ミステリーを引っ張る彼らが審査し薦める小説とあれば読まない訳にはいかないでしょ??1995・1・17未明に起こった出来事は 10年以上の月日が経ちある人の心には鮮明にまた別の方の心の奥に忘れられているかもしれない。設定としては...

 有栖川有栖・島田荘司・綾辻行人・・・・・という新本格ミステリーを引っ張る彼らが審査し薦める小説とあれば読まない訳にはいかないでしょ??1995・1・17未明に起こった出来事は 10年以上の月日が経ちある人の心には鮮明にまた別の方の心の奥に忘れられているかもしれない。設定としては当時斬新だと思ったし 悪くないけど 正直ミステリーとしては偶然に頼りすぎているように思えてならない

文庫OFF

2015/08/11

第8回鮎川哲也賞受賞作とのことですが、この年は氷川透、城平京、柄刀一と凄まじい面子が揃っていたようです。そんな中、見事受賞した本作は当初から「メッセージ性が強すぎる」という批判、言ってしまえば社会派を気取るな、という意見が少なからずあったそうです。 しかし、本作に至っては事件と震...

第8回鮎川哲也賞受賞作とのことですが、この年は氷川透、城平京、柄刀一と凄まじい面子が揃っていたようです。そんな中、見事受賞した本作は当初から「メッセージ性が強すぎる」という批判、言ってしまえば社会派を気取るな、という意見が少なからずあったそうです。 しかし、本作に至っては事件と震災は乖離など起こしてないですし、見事に融合してると言っていいと思います。誤解を恐れずに言うならば、これは一種の異世界本格であり、その世界でしか成し得ないトリックが使われている。ミステリとして、また震災を風化させない1つの物語として良作だと思います。

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2013/12/19

推理小説としてあまりにも期待してしまったのだ。 1995年1月17日未明に神戸を襲った大震災。その描写がすごい。克明、詳細。被災地の実態、心情まで深い。 そこで起きた連続猟奇殺人事件。探偵の有希と占い師探偵の圭子のコンビネーションがイマイチかな。大震災という特殊な状況下だから圭子...

推理小説としてあまりにも期待してしまったのだ。 1995年1月17日未明に神戸を襲った大震災。その描写がすごい。克明、詳細。被災地の実態、心情まで深い。 そこで起きた連続猟奇殺人事件。探偵の有希と占い師探偵の圭子のコンビネーションがイマイチかな。大震災という特殊な状況下だから圭子の精神状態ということもあり仕方がないのかな。

Posted byブクログ

2013/10/25

「これが先進国日本の本当の姿なのだと有希は思った。いくらアジアのリーダーを気取っても、いったん水が止まれば、都市生活に慣れてしまった人々は、自分たちの汚物すら自らの手では処理できない。どうしようもない吐き気を覚えて、有希はトイレの外へ出た。戦後五十年間、日本人はただあの汚物の山を...

「これが先進国日本の本当の姿なのだと有希は思った。いくらアジアのリーダーを気取っても、いったん水が止まれば、都市生活に慣れてしまった人々は、自分たちの汚物すら自らの手では処理できない。どうしようもない吐き気を覚えて、有希はトイレの外へ出た。戦後五十年間、日本人はただあの汚物の山を積み上げるために、人間性を摩滅させながら経済戦争を戦ってきたのかもしれない。」 面白いな〜。

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2012/09/04

神戸の大地震直後の連続殺人犯を探偵が捜査する。これが話の骨子だけど、それの記述はなんだかなあ、といった感じ。神戸の公園のテントで生活する主人公と女友達が大阪に来て、自分たちとの境遇の違いに驚くシーンがあったが、このシーンは「なるほど」と感じた。大地震が起きて、家やインフラが大きく...

神戸の大地震直後の連続殺人犯を探偵が捜査する。これが話の骨子だけど、それの記述はなんだかなあ、といった感じ。神戸の公園のテントで生活する主人公と女友達が大阪に来て、自分たちとの境遇の違いに驚くシーンがあったが、このシーンは「なるほど」と感じた。大地震が起きて、家やインフラが大きく毀損した時、そこで生活する不便さゆえ、しばらく、別の場所に住むのはとてもリーズナブルだと思うのだが、離れない人が多いのは、住んでいた場所に対する愛着か。自分はいったいどうでしょう・・・

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2011/05/16

神戸の震災がテーマ、ということで、ちょっと重いかな。。。と少し寝かせてしまった本。 でも、読み始めたら、一気でした。 時間のある日でよかった。 震災を通じて関係ができる人々を、1945年から紹介し始める。 人って、さっきまで全く関係なくても、ちょっとしたきっかけで知人になったりす...

神戸の震災がテーマ、ということで、ちょっと重いかな。。。と少し寝かせてしまった本。 でも、読み始めたら、一気でした。 時間のある日でよかった。 震災を通じて関係ができる人々を、1945年から紹介し始める。 人って、さっきまで全く関係なくても、ちょっとしたきっかけで知人になったりするんだなぁ。。。と、改めて思う。 東日本大震災のあった今が、読むときだったのかもしれない。

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2009/10/04

2007/5/18読了。阪神淡路大震災を舞台に繰り広げられる殺人事件。事件そのものよりも震災の状況が克明に語られ、あの頃の情景がよみがえってきました。

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2009/10/04

三部作の一冊目です。神戸の震災の最中に殺人事件が起こる話です。作者の体験も入っている為か、地震の描写はリアルです。地震の怖さは勿論、精神的なショックやその後に待ち受ける現実が嫌なほど丁寧に描かれています。

Posted byブクログ