第三閲覧室 の商品レビュー

紀田順一郎(著者)

本好きが思わず共感で…

[文庫ＯＦＦ]

本好きが思わず共感できる作品です。「死者の書」もそういう作品でした。第三閲覧室での女性の死体。いわゆる本格物とは違うミステリーものです。島村講師の行動に共感！

ミステリーとしてもよ…

[文庫ＯＦＦ]

ミステリーとしてもよく出来ていますが、古書の世界を色々と知れるのが面白かったです。

誠和学園大学総合図書…

[文庫ＯＦＦ]

誠和学園大学総合図書館の、東西の稀覯書一万冊が眠る開かず間「第三閲覧室」で一人の女が死体で発見された。事故か、事件か?すべての鍵を握るのは、幻の詩集『陽炎』――。

2012/03/25

全体的に古くさいし、ミステリとしてはなんじゃこりゃ？な感じですが。
その古くささ、というか古びた匂いが本書の魅力だと思います。
「本」にまつわる話が意外に面白くて、結局最後までちゃんと読んでしまった。
ていうか、それのみ？(^_^;)

2009/10/04

大学の図書館と古書稀覯書にまつわる長編ミステリ。ミステリ的仕掛けはオーソドックスですが、古書に関しての記述が面白く楽しみました。ただ、事件が起こるまでやたらと詳細に記述があるのに、後半解決に至る部分で駆け足になっている感があるのは、ちと残念。しかし古書に囚われてしまった人々の執念怨念は凄まじいですな。くわばらくわばら。