回転ドアは、順番に の商品レビュー
学生の頃に戻ったような、ちょっと恥ずかしいような、うたの交換日記。 文庫版は解説があるようですが、まだこの世界に漂っていたいのでしばらく読まなくてもいいかなとか、でも読みたいなとか迷っています。 出会って、いろんなことがあって、死んじゃった?、そうしてたまた観覧車に戻ったとき...
学生の頃に戻ったような、ちょっと恥ずかしいような、うたの交換日記。 文庫版は解説があるようですが、まだこの世界に漂っていたいのでしばらく読まなくてもいいかなとか、でも読みたいなとか迷っています。 出会って、いろんなことがあって、死んじゃった?、そうしてたまた観覧車に戻ったときは 何かの戯曲?!と思うほど感動しました。 (暗転) そしてあの歌が生まれるわけですね。 ジャムパンにストロー刺して吸いあった 真夏遥かなファーストネーム ちなみに私は交換日記したことありません。
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万葉の時代から、短歌と言うものは本来こういった気持ちのキャッチボールだったと言うことを改めて想います。男性パートを青で、女性パートが赤で印刷された凝ったつくりも雰囲気を盛り上げます。少しの気恥ずかしさの一方で、胸が苦しくなります、心がざわつきます。是非とも詠んで欲しい一冊です。
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-ねえ、どこにつながってるの、この夜は…。メール交換で作った歌をベースにした全く新しいかたちの詩的コラボレーション。言葉でどこまで愛しあえるか? 鬼才VS女神の世紀の対決! 面白かった!
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メールで短歌をつけあおうよ、ということからできたそうな本作。 反美人製造機(つきあった女の子がブスになる)であるほむほむ。本作を執筆している間、東さんの心配をしていたと『もうおうちへかえりましょう』に書いてあって気になってたんだ。 なるほど二人はこの本の中で言葉の限り愛し合っている。本当はカップルなんじゃないの〜?と下世話な想像をしてしまいたくなるほどに。 やっぱり表現のプロはすごい。青空くさいキスとか、すごい碁石とか、やわらかい電車とか、それだけだとよくわからない言葉の連なりなのに、なぜか私の中にすっと入ってくる。文字から温度感や色味が感じられる不思議。短歌おもしろいなー。
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あなたとわたしの往復書簡。 短歌と詩で構成された、多分、物語。恋人になって、デートして、プロポーズして、事故にあって死んじゃった? そういう風に読みました。正解とかないと思うけど。ふんわりして、どこの方向に行くのかわからなくて、柔らかくて暖かかった。
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メールに短歌をつけてやり取りしたものらしい。東直子も歌を詠むのだなぁ。初めて知った。穂村さんのはさっきのラインマーカーズにも出てきたのが多々あったから、書下ろしではないのだろう。歌が詠めるって素敵だわ。私も誰かとこんなことしてみたい。
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歌人なのか作家なのか、とにかく感性がすごい。 仕事というのはこういうことをいうのだ!と思った。 余計な言葉が何もなく、伝えられるのだということ。 別の世界みたいだけど、日本語ってすごいね。 これ、メールでのやりとりだというからさらにすごい。
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わからないのに、わかる ことばのふしぎ ぷくぷく浮かぶ色や、温度や、風の匂いや、手触りが、わかる、気がする みじかいことばなのに、そこにきもちがぎゅっとしみ込んでいるので、「あ、しあわせをかんじてみたいな」と、おもいました
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たくさんの光の中で会えたこと ハロー ハロー 声おくります うわごとで名前を呼んでくださればゆきましたのよ電車にゆられ ささやいてください春の光にはまだ遠いけどきっと遠いけど めざめたら全部忘れていた鳥をつれてあなたのひかりのなかに
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「バラ色の目ぐすり沸騰する朝 誰かのイニシャル変えにゆこうか」 《カテゴリー→男女》 短歌、散文で綴られる現代の相聞歌。 1人の男性と女性が双方に出すラブレターでストーリー展開されていく。 恋の始まり、初デート、けんか、結婚、それから… を、少ない文字数で溢れんばかりの情景を...
「バラ色の目ぐすり沸騰する朝 誰かのイニシャル変えにゆこうか」 《カテゴリー→男女》 短歌、散文で綴られる現代の相聞歌。 1人の男性と女性が双方に出すラブレターでストーリー展開されていく。 恋の始まり、初デート、けんか、結婚、それから… を、少ない文字数で溢れんばかりの情景を思わせてくれます。 作者さんたちの感性が素晴らしすぎる。
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