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物語のガーデン の商品レビュー

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2014/01/23

 イギリス、アメリカ、北欧、日本など幅広いの国の児童文学を植物という視点で取り上げている。一冊の本に使われている紙幅が少なくて物足りないけど、取り上げ方は参考になる。  司書である著者の体験談(本に出てくる植物を実際に植えてみたなど)が多い。実際に植えてみることで、例えばレモンの...

 イギリス、アメリカ、北欧、日本など幅広いの国の児童文学を植物という視点で取り上げている。一冊の本に使われている紙幅が少なくて物足りないけど、取り上げ方は参考になる。  司書である著者の体験談(本に出てくる植物を実際に植えてみたなど)が多い。実際に植えてみることで、例えばレモンの芽が出るまでと物語の進行と若い女の子二人の心の変化が重なっていることが浮き彫りになったりと、面白い。  あとは日本と北欧など、場所が違っても、話の中で同じ植物が印象的に描かれていることがわかるのが楽しい。 もう一度読みたい一冊。  この本で再読したくなったのは、いぬいとみこ『木かげの家の小人たち』、ピアス『トムは真夜中の庭で』、サムイル・ヤコヴレヴィチ・マルシャーク『森は生きている』(これは殆ど記憶がない。梨木香歩がエッセイで少し触れていた)など。 読んでみたいのは、ノートン『床下の小人たち』、ポール・フライシュマン『種をまく人』、フォレスト・カーター『リトル・トリー』 (13.9.25~10.30)

Posted byブクログ