多文化主義とは何か の商品レビュー
夢見る80年代を経た後、現実のむずかしさ、人のわかりあえなさをとことん味わい、苦しんだアメリカの21世紀の行きかた。世界の行きかたの模範となりうるのか?
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[ 内容 ] 多民族国家アメリカで論争をまきおこした、「差異」共存の思想。 多文化主義の歴史背景を、教育、ジェンダー、マイノリティなど、現在の争点を整理し、解説してゆく。 PC(政治的な正しさ)が求められる言語使用の問題をはじめ、卓抜な視座で語られた社会学。 近代における普遍性と差異の哲学的アポリアに迫る。 [ 目次 ] 第1章 多文化主義の歴史的起源と現在の枠組 第2章 多文化主義論争 第3章 ポリティカリー・コレクト 第4章 認識論上の難問(ゴルディオスの結び目) 第5章 エスニシティ、個人主義、公共空間 第6章 公共空間と多文化的空間 第7章 多文化主義と近代性の危機 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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