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「水」戦争の世紀 の商品レビュー

3.8

16件のお客様レビュー

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翻訳がなんか下手でち…

翻訳がなんか下手でちょっと残念だったが、内容は非常に興味を持てる内容だった。水(正確には循環可能な淡水)がもうすぐ枯渇するという話で、さらにその水を商品とする企業があるという話だった。日本は水資源に非常に恵まれた国であるが、今後は湯水のようにという言葉が消滅するかもしれない。

文庫OFF

水というのは石油と同…

水というのは石油と同じぐらい価値のあるものだと分かった。

文庫OFF

2014/04/19

むつかしい内容でしたが。『「水」戦争の世紀』を読んで > 詳細 >「身軽に気軽に移動のできる、創造的な人生を送るためのブログ」http://goo.gl/5ELTBL

Posted byブクログ

2011/11/14

 私たちの日常生活においては当たり前のように天然資源である水にアクセスできるが、海外は違う。(貧しい国、中でも貧困層が衛生的に問題のない水にアクセスできない一方、先進国の富裕層などは水を無駄に使用)  国内ではさほど問題にはならないが上下水道管理が一度民営化されると取り返しがつか...

 私たちの日常生活においては当たり前のように天然資源である水にアクセスできるが、海外は違う。(貧しい国、中でも貧困層が衛生的に問題のない水にアクセスできない一方、先進国の富裕層などは水を無駄に使用)  国内ではさほど問題にはならないが上下水道管理が一度民営化されると取り返しがつかなくなる事例にも言及している。  前半~中盤まで読んでいると「じゃあ、私たちにできることは何?」と思うが、巻末ではその回答についても言及している。  自分の仕事(水質検査関係)とも関連があることもあり、いろいろ考えさせられた。

Posted byブクログ

2011/09/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

WWET 世界水輸出条約 を、本書で知りました。 地続きの国と、島国では、議論が異なることも分かりました。

Posted byブクログ

2011/07/10

数年前に日本でも「脱ダム」って言われていたけど、海外の場合はちょっと違うんだ。水メジャーと政府の関連で「脱ダム」っていってたんだね。日本は八ツ場ダムとかのことだったけど。「水」も貿易対象で商売の論理を通そうとする発想があったことには驚かされた。

Posted byブクログ

2010/10/28

日本の土地取得の要件は他国に比べ緩い。 特に外国人にとっては。 そして山林など水源地にあたる土地の取得に対して、 外国人のものになると、‘水’はタダではなくなるかも。 あと安全性も。 山林の土地には付随する権利が多すぎ。 この制限も必要~。

Posted byブクログ

2014/10/26

[ 内容 ] 水は無尽蔵にあると、我々は思いがちだ。 しかし人類が利用できる淡水は、実は地球の総水量の〇・五%にも満たない。 しかも、その淡水資源は、環境破壊や都市化などによって急激に減り続けている。 それだけではない。 いまや石油よりも貴重な天然資源となった水は、グローバル企業...

[ 内容 ] 水は無尽蔵にあると、我々は思いがちだ。 しかし人類が利用できる淡水は、実は地球の総水量の〇・五%にも満たない。 しかも、その淡水資源は、環境破壊や都市化などによって急激に減り続けている。 それだけではない。 いまや石油よりも貴重な天然資源となった水は、グローバル企業や世界銀行、IMFなどにより、巨大なビジネスチャンスの対象とされ、独占されつつあるのだ。 今、生きるための絶対条件である水を得られない人びとが、大幅に増えている。 地球のすべての生命体の共有財産である淡水資源が枯渇すれば、人類の未来はない。 世界の「水」をめぐる衝撃の実態を明らかにし、その保全と再生のための方途をさぐる、必読の書。 [ 目次 ] 第1部 淡水資源危機(非常警報―世界の淡水が涸れてしまう 地球が危ない―グローバルな水危機が地球と生物種を脅かす 渇きによる死―グローバルな水危機が人類を脅かす) 第2部 政治の策略(すべてが売りもの―経済のグローバル化が世界を水危機に追いこむ グローバルな水道王たち―多国籍水道企業は地球の水を商品化する 水カルテルの出現―企業と政府はいかに世界水貿易の準備を整えたか グローバルな結びつき―国際貿易と金融機関はいかに水企業の道具となったか) 第3部 進むべき道(反撃―水の権利の強奪に対し、人びとは世界各地で抵抗している 立脚点―共通の原則と目標が世界の水を救う 前進するために―普通の人びとがいかに地球の水を救えるか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2010/04/20

以前、ジェフェリー・サックスの本の中で、もしくはWFPの事務所で、 「バイオエタノールの栽培のために水不足が世界中で起きている」 ということを聞いたので、気になって読んだ やっぱり、その通り 水は人間に不可欠なもの それが足りないとどうなるんだろう この本はぜひご一...

以前、ジェフェリー・サックスの本の中で、もしくはWFPの事務所で、 「バイオエタノールの栽培のために水不足が世界中で起きている」 ということを聞いたので、気になって読んだ やっぱり、その通り 水は人間に不可欠なもの それが足りないとどうなるんだろう この本はぜひご一読を

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2010/04/18

『「水」戦争の世紀』(モード・バーロウ、トニー・クラーク、鈴木主税、2003年、集英社新書) 本書は、世界的な水の危機に関して警鐘を鳴らすものである。現在、世界的に水が減少し、汚染されているとする一方、国際的に水のビジネスが行われており、それがために水を買うことができず、水道料...

『「水」戦争の世紀』(モード・バーロウ、トニー・クラーク、鈴木主税、2003年、集英社新書) 本書は、世界的な水の危機に関して警鐘を鳴らすものである。現在、世界的に水が減少し、汚染されているとする一方、国際的に水のビジネスが行われており、それがために水を買うことができず、水道料金の値上がりに苦しむ人がいるという。だから、水を人類の「コモンズ(共有財産)」にしよう、というのである。コモンズになるということは、水が人類の基本的人権になるということであり、水をビジネスとして扱うことは許されなくなるということである。 しかし、私は水が人類のコモンズとなることに強い違和感を抱いた。たしかに、人類は水がないと生きていくことはできない。当然である。では、生きるために必要な食料はどうか?これはコモンズとはなっていない。なぜならば、現在食糧のビジネスは当たり前のように行われているからだ。では、資源はどうか?現代社会では資源なしに人類が生存することはほぼ不可能であろう。しかし、石油や金属などの天然資源もコモンズとは言えない。 とするならば、なぜ水だけがコモンズとならなければならないのか?この点に関しての記述がないためにに、違和感を払しょくしえないというのが私の正直な感想である。 筆者らは、水をビジネスとして、すなわち商品やサービスとして取り扱うのをやめるべきだと主張する。それならば、水ビジネスをやめさせるだけの説得力のある説を提示する必要がある。これに対して筆者らは、「多くの人びとが健康になって公益によりよく貢献できる」からと理論づけしているが、それならば水ビジネスを規制するだけではできないのだろうか? ビジネスを禁止するのではなく、無秩序なビジネスでは破壊されてしまうのなら、その点を規制すれば済むのではないか?だいたい、水をコモンズとして取り扱うために水条約をつくろうとしているが、そのような条約は水輸出国は反対するためにどれだけの実効性があるのか疑問である。 (2010年4月18日 大学院生)

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