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いきている首 の商品レビュー

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2024/01/27
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※このレビューにはネタバレを含みます

 原題「ドウェル博士の首」ともどもタイトルだけ聞くとゾンビホラーのようだが医療系SFである。 主人公の若い女医ローランは就職先に困った挙げ句ケルン教授の研究を手伝うことになるが、それは死体から切り離した首にチューブで酸素と栄養分を送り込んで生き長らえさせるというもの。 しかもこの研究の発案者はケルンの師であるドウェル博士であり、ローランが見た「生きている首」はドウェル博士その人であった。 名声を得ようとしたケルンが師のドウェルを殺害し、師の研究を横取りして首だけが生きた状態にしたのだ。 優秀な科学者の脳を死後も利用するという発想は先駆的かつ合理的である。 タイトルの不気味さから生首が飛び回って噛みついてきそうな妖怪イメージが先行しがちだが、琴月綾氏の少女漫画っぽい挿絵でグロテスクな感じはほぼない。 と言うかローランがとても可愛い。

Posted byブクログ

2018/12/25

児童向け抄訳版なので、大人が読むと物足りなさを感じるし、突っ込みどころ満載だが、これを小学生が読むとなると、ガッツン、ガッツン心に爪あとを残すのではないだろうか?なぜにソヴィエトの著者がフランスを舞台に、こんな物語を書いたのかに興味がある。

Posted byブクログ