ゴー・パブリック 起業公開物語 の商品レビュー
大手メーカーの技術者である主人公の志村一郎。自身が開発した技術を武器に、起業してから株式公開までを描く擬似体験ストーリー。 筆者は監査法人や事業会社、ベンチャーキャピタルの経験があり、それを生かして、起業からIPOまでのプロセスを物語調にした試みは面白い。が、マイナスポイントは...
大手メーカーの技術者である主人公の志村一郎。自身が開発した技術を武器に、起業してから株式公開までを描く擬似体験ストーリー。 筆者は監査法人や事業会社、ベンチャーキャピタルの経験があり、それを生かして、起業からIPOまでのプロセスを物語調にした試みは面白い。が、マイナスポイントは(本書には責任はないが)2005年の会社法改正前の作品、小説自体の出来ががあまり宜しくない、専門用語が所々あるが解説がされていない、以上3点であろう。 一方、抗菌という技術軸がきちんと調査されており、起こりうるイベントも非常に具体的。スタートアップ企業に対してステークホルダーが感じていることや契約条項などは、実務経験があると苦笑いしてしまう。 こんなに周りに専門家がいてトントン拍子に行くことはまずないが、起業を考えている方ならば一読しておいて損はないだろう。
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ベンチャーがIPO化する過程を小説仕立てで。人事関係で必要以上にトラブル発生し苦笑したが、巻末おまけの損益管理表へ親しみやすくする工夫かもしれない。小説にはなっていないが、さらりと読めた。本業の研究成果や営業がとんとん拍子に進むのと、IPOがやたら重要な目標に位置づけるストーリー...
ベンチャーがIPO化する過程を小説仕立てで。人事関係で必要以上にトラブル発生し苦笑したが、巻末おまけの損益管理表へ親しみやすくする工夫かもしれない。小説にはなっていないが、さらりと読めた。本業の研究成果や営業がとんとん拍子に進むのと、IPOがやたら重要な目標に位置づけるストーリーに違和感あり。IPOへの流れをイメージするには良いかも。ベンチャー経営は資金繰りなんだ、としみじみ。
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元技術研究者の起業から公開に至るまでの過程が、物語として描かれたもの。専門的すぎず、適度に難しく現実的で、また物語がわかりやすく、簡単に読めた。
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