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織田信長 石山本願寺合戦全史 の商品レビュー

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信長を苦しめた石山十…

信長を苦しめた石山十年戦争に焦点を当てた本。なぜか重要性に比してあまり纏まった本がない中、手軽に読める本としてはなかなか良いと思う。

文庫OFF

2017/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2003年刊行。    天下布武を目指した織田信長の最大のライバルは誰か。それは、武田信玄ではない。もちろん、足利義昭、上杉謙信ではない。まして今川義元などでもない。  それは石山本願寺であった。  この、ある意味当然のテーゼを、新書で正面に据えたのは多くはない。  この構図に光りを当てたのは慧眼である。そもそも、中世の宗教団体は政治的組織・圧力団体の面が強く(徳川家康を苦しめた三河一向一揆は著名であろう)、それが強固に、かつ大きく現出したのが、石山戦争である。  その昔、大学受験予備校で解説された織田権力論(抵抗する中世権力の武力制圧の側面)を思い出してしまった。そんな一書である。

Posted byブクログ