受難 の商品レビュー
下ネタなのだけれども、フランチェス子が真面目に、素直に考えるために、性愛について尊いような…みたいな…。 なんにしても電車の中で読むのは勇気がいった。ほとんどのページですごい言葉が連発されてるからなぁ。
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後半は急展開。序盤はどうなることかと思ったんですが、楽しく読めました。「童話」とカテゴライズするには想定年齢が高い気もしますが、本作を通して性への価値観を話し合っていくことは、とても大事だと感じています。100%とはいいませんが、かなり滑稽な行為でしょう。セックスって。
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いそぎんちゃくと数の子のようなオブジェ 余白たっぷりの1ページ目の冒頭からなんじゃこらというおかしな文章がつづき、古書店で読み始めずにはいられませんでした。ワタシにとってはじめての作家さんですが、また古書店で名前を見つけたら手に取らずにはいられません。 エッチな言葉や表現がい...
いそぎんちゃくと数の子のようなオブジェ 余白たっぷりの1ページ目の冒頭からなんじゃこらというおかしな文章がつづき、古書店で読み始めずにはいられませんでした。ワタシにとってはじめての作家さんですが、また古書店で名前を見つけたら手に取らずにはいられません。 エッチな言葉や表現がいっぱいててきてこれはエロ本だなと思いながら読み進めました。でもこれは、あることを伝えるための彼女のスタイルであるということに気付きます。古賀さんのおうちにできたいそぎんちゃくと数の子のようなオブジェもオチがうすうす感じられてよく効いていたと思います。ワタシの新人作家であることと彼女のインバクトに、ファイブスター!
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いやあ、突き抜けた設定に度肝を抜かれて読み始めた。内容も設定に負けず意表をつく展開であった。次第に不思議な設定に慣れ、主人公のフランチェス子を好きになり古賀さんに反発したりと世界観にはいりこんで読んだ。清潔なフランチェス子が語る胆力ある下ネタ=性愛。声をだして笑った。こんな健全に...
いやあ、突き抜けた設定に度肝を抜かれて読み始めた。内容も設定に負けず意表をつく展開であった。次第に不思議な設定に慣れ、主人公のフランチェス子を好きになり古賀さんに反発したりと世界観にはいりこんで読んだ。清潔なフランチェス子が語る胆力ある下ネタ=性愛。声をだして笑った。こんな健全に性愛について語る小説もっとあってもいいなと読後思った。もっと姫野カオルコさんの小説が読みたくなった。
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声出して笑ってしまう小説というのもなかなかないものだ。設定が奇妙なので読むのをためらっていたが、いざ読み出してみると止まらない。 ただ電車の中などではなかなか読みにくい。官能小説か、という文体もでてくるからそのページを開いていたら大変。まあ全然違うんだけど。 よくこんな小説書いた...
声出して笑ってしまう小説というのもなかなかないものだ。設定が奇妙なので読むのをためらっていたが、いざ読み出してみると止まらない。 ただ電車の中などではなかなか読みにくい。官能小説か、という文体もでてくるからそのページを開いていたら大変。まあ全然違うんだけど。 よくこんな小説書いたなぁとこれは姫野カオルコさんにしか書けない独自の世界観。天才だね。
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驚くべき才能。 直感的で 徹底した 価値観へのアプローチ。 オンナは ダカレル。オトコは 抱く。 オトコは ヤル 存在で オンナは ヤラレル存在。 徹底して見せつける。 性に対する ピュアーで 乙女ティックな願望。 おもろいヒトもいるのですね。 名前の付け方からして オヤジダ...
驚くべき才能。 直感的で 徹底した 価値観へのアプローチ。 オンナは ダカレル。オトコは 抱く。 オトコは ヤル 存在で オンナは ヤラレル存在。 徹底して見せつける。 性に対する ピュアーで 乙女ティックな願望。 おもろいヒトもいるのですね。 名前の付け方からして オヤジダジャレ風。 主人公は フランチェス子。 悪女で聖女。処女で耳年増。 変なところに棲んでいる人面瘡が 古賀さん。 マゾのフランチェス子とサドの古賀さんの会話が秀逸。 古賀さんは 完全に オジさん。 フランチェス子は 清純ムクナ 30歳の女子。 古い価値観にとらわれながらの 現状肯定と否定。 テレビやその流行が 何気なく登場する。 ガッテン、ガッテンと言いたくなる 雰囲気。 米原万里の解説を読みたいがために 読んだ本。 米原万里の 抱腹絶倒 が 目に浮かぶ。 オトコなんて 銅像で いいのだ。 チンチンが 懺悔しているのだ。
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こんなシュールな小説は久しぶりです。フランチェス子は本当に聖女のようですね。古賀さんに逆プロポーズした時は、切なさがこみ上げてしまいましたよ。
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これまでの読書歴で3大トンデモ設定の称号を与えよう。ブラックジャックやぬ~べ~でも描かれ、その強烈な存在感を知らしめた人面瘡(人のような顔つきをもった喋るできもの)。それが汚れを知らぬうら若き乙女フランチェス子の秘所に出現し、彼女を思うさま罵倒し始める。 実はフランチェス子(元...
これまでの読書歴で3大トンデモ設定の称号を与えよう。ブラックジャックやぬ~べ~でも描かれ、その強烈な存在感を知らしめた人面瘡(人のような顔つきをもった喋るできもの)。それが汚れを知らぬうら若き乙女フランチェス子の秘所に出現し、彼女を思うさま罵倒し始める。 実はフランチェス子(元モデル)、天涯孤独で修道院育ち。美人(しかもバスト109センチ)なのに、なぜか男を寄せ付けない先天的性質で交際経験ゼロ。男に求められたことがない彼女をダメ女と罵り嘲笑うオッサン顔の人面瘡。そんな彼(?)のことを、人面瘡をテーマにした恐怖漫画『のろいの顔がチチチとまた呼ぶ』の作者、古賀新一にちなんで「古賀」と命名し、フランチェス子と古賀さんの奇妙な同棲(?)が始まった。 女としての存在意義を失っているフランチェス子。だが、俗欲を抱かず信心し、質素な生活を心がけ、暇があればゴミ拾いをする等、常に人のために尽くし、55歳になれば修道院に戻ると決め日々を送る彼女は聖女のようだ。 人助けの一心からあるサイドビジネスを始めた彼女をまた予想外のアクシデントが襲い・・・ 知らぬ間にバージョンアップがなされてしまう秘所、侮辱されているのにどこか前向きなフランチェス子、古賀さんとのおかしな同棲生活の行方は・・・。 解説は米原万里さん。 直木賞候補になるも受賞できなかったのはアクが強すぎたのが原因かもしれないけど、一度読んだら忘れられない。知らなかったけど、2013年には岩佐真悠子さん主演で映画化もされたそうな。ど、どんな絵面に・・・。。 ちなみに3大トンデモ、他の2例は妙齢の女性の右足親指がアレに変化してしまう、松浦理英子氏の小説『親指Pの修業時代』、愛する妻の魂がハゲデブ加齢臭のおっさんの肉体に宿って帰ってくる、阿部 潤氏の漫画『パパがも一度恋をした』である。
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なんとも感想を書きにくいなぁ。 周りに人がいるとおおっぴらに開いて読めなかった(笑) 初姫野カオルコだったのだが 女性がこういうものを書くのかと 頭をブン殴られたような気分。 ある意味文学なんでしょうなー、これも。
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姫野氏について何も知らないのに勝手に ”キリスト教的な厳格な教訓小説に違いない" と思い込んで敬遠していた。 よもやこんな文章だとは。。。 なかなか思いもよらぬものである。 筋肉少女帯なんていったい何人がわかるんだ。 だめだめー ぱっぱぱやー(だったけかな?)...
姫野氏について何も知らないのに勝手に ”キリスト教的な厳格な教訓小説に違いない" と思い込んで敬遠していた。 よもやこんな文章だとは。。。 なかなか思いもよらぬものである。 筋肉少女帯なんていったい何人がわかるんだ。 だめだめー ぱっぱぱやー(だったけかな?) 筋肉少女帯なら「おまけの一日」が好きです(・ω・)
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