いじめ判決文で創る新しい人権学習 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いじめをなくそう,いじめはわるいこと,正義の味方に…そんな言葉を否定するわけではないけれど,現実には,いじめはなくなりません。 本書は,上っ面の「善意」を全体の前で発表することでよしとするのではなく,あくまで,「もしも,当事者となった時に,あなたは何ができるのか」「本当に,そんなことができるのか」と,するどく子どもたちに迫る授業を展開します。 本書に紹介されている授業では,現実にあった「いじめ判決文」を取り上げ,「いじめ事件の何が,どのように問題だったのか」「死に至るまでに,当事者たちは,何かできなかったのか」を,子どもたちと共に考えることで,いじめに対する一面的な見方(いじめているやつが悪い)を多面的にすることにも成功しています。 一度,やってみたいと思いました。
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