アフガンの風 の商品レビュー
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高嶋哲夫氏はこういう小説も書けるんですね。アフガニスタンと関わりを持ったカメラマンと国際政治の話でしたが、物語として楽しみました。最後はもう少し別の形が良かったかな。
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アフガニスタンで起こった紛争を内側からえぐろうとした意欲作。 日本人が主人公で、かつちょっとあり得ないような事故から起こる救出作戦。 そしてアメリカ映画のようなオチ。 日本人の視点で(主人公という意味)描かれたアフガンなので、本質的なところには迫ることが出来ていない。話としてはア...
アフガニスタンで起こった紛争を内側からえぐろうとした意欲作。 日本人が主人公で、かつちょっとあり得ないような事故から起こる救出作戦。 そしてアメリカ映画のようなオチ。 日本人の視点で(主人公という意味)描かれたアフガンなので、本質的なところには迫ることが出来ていない。話としてはアフガンでもアフリカでも同じ設定が出来ると思われた。
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今この小説は「熱砂」と改題されているとの事。 面白かったが星は四つ。 高嶋哲夫の本にしては出だしで人間関係がどろどろとして嫌な感じであった。最後に美しくまとまる部分もあったが、そう言った汚い部分を見ないで済む作家だと思っていたために、多少がっかりしてしまった。 ストーリーと...
今この小説は「熱砂」と改題されているとの事。 面白かったが星は四つ。 高嶋哲夫の本にしては出だしで人間関係がどろどろとして嫌な感じであった。最後に美しくまとまる部分もあったが、そう言った汚い部分を見ないで済む作家だと思っていたために、多少がっかりしてしまった。 ストーリーとしてはやはり感動もので、アフガンに対する大国の思惑や利権の話なども出てきて、平和の裏の現実のような世界を見る思いが出来た。またその陰で純粋な平和への思いを抱く日本人の主人公とアフガン人の友情も良く描けている。 最後まで目を離せない展開はさすが高嶋哲夫の作品だと思う。 でもやっぱり人間関係は美しく描いてもらいたい。現実社会がどろどろなら、小説の世界は美しいままでいてもらいたいという意味で・・・。 星四つ。
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高嶋哲夫の小説を読もうと思ったきっかけは ”ミッドナイトイーグル”なんですが、 入手できたのが、 この”アフガンの風”だったので、読んでみました。 読み終えると、爽快感と悲壮感が入り混じった感情を 抱え込むことになる 作品ですね。 命の尊さとか、価値とかも考えさせられます。 始めて読んだ高嶋哲夫の本ですが、他の作品も期待できます。
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この作家がよく取り入れてある現在・過去・思い出の場面を織り交ぜながらアフガニスタンの民衆の星ヘーゲルをアフガンの風として、主人公の日本人カメラマンとその生き方を通して物語りは展開していく。アルカイダ・タリバン・北部同盟・アメリカなど外国など混沌としたアフガニスタンの今が伝わってく...
この作家がよく取り入れてある現在・過去・思い出の場面を織り交ぜながらアフガニスタンの民衆の星ヘーゲルをアフガンの風として、主人公の日本人カメラマンとその生き方を通して物語りは展開していく。アルカイダ・タリバン・北部同盟・アメリカなど外国など混沌としたアフガニスタンの今が伝わってくる1冊だ!
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この著者の作品には、いわゆる 「主人公が幸せになって、ハッピーエンド」というパターンを裏切るものが、多い。息つく間もなく読んでしまう。
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