深川黄表紙掛取り帖 の商品レビュー
内容紹介 われら、裏稼業、江戸の厄介事、よろず引き受けます。 元禄版始末処は、年中暇なし。 表稼業は…… 蔵秀――夏場の3ヵ月だけ夏負けの特効薬を商う定斎売り。 辰次郎――富岡八幡宮門前の印形屋の次男坊。絵草紙本作家を目指している。 宗佑――飾り行灯師。明かりを使った細工ものの...
内容紹介 われら、裏稼業、江戸の厄介事、よろず引き受けます。 元禄版始末処は、年中暇なし。 表稼業は…… 蔵秀――夏場の3ヵ月だけ夏負けの特効薬を商う定斎売り。 辰次郎――富岡八幡宮門前の印形屋の次男坊。絵草紙本作家を目指している。 宗佑――飾り行灯師。明かりを使った細工ものの名人。 雅乃――尾張町の小間物問屋のひとり娘。絵師。 内容(「BOOK」データベースより) われら、裏稼業、江戸の厄介事、よろず引き受けます。元禄版始末処は、年中暇なし。 令和2年2月11日~15日
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今年4月からのカルナビに 山本 一力氏の 連載が始まった。 どんな人 ? 著作を調べると たくさんある中に 『あかね空』がある。 URLは http://akanezora.cocolog-nifty.com/ 『この映画見たよ!』 : 江戸情緒と 一本筋の入った人間が描かれて...
今年4月からのカルナビに 山本 一力氏の 連載が始まった。 どんな人 ? 著作を調べると たくさんある中に 『あかね空』がある。 URLは http://akanezora.cocolog-nifty.com/ 『この映画見たよ!』 : 江戸情緒と 一本筋の入った人間が描かれていた。 では、一冊読んでみましょう! 表紙の絵が 目にぱっと飛び込んできたのが、これ 『深川黄表紙掛取り帖』 江戸時代の人たちって こんな風に暮らしていたの? その中でも、いっぷう変わった頭脳集団、腕にも覚え有り。 ちょっと TV時代劇 〜〜仕掛け人 みたいなところもあるが、 周りの大勢を巻き込みながらの 痛快な裏仕事は、奇想天外ながら 江戸の人情をつかんだもの。 最後まで 一気に読みました。
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商人からの依頼を受け、蔵秀はじめ4人が、知恵を出し合い解決する連作短編。大金が動く取り引きを、依頼人にはガッポリ儲けさせ、敵にはギャフンといわせる実に爽快なストーリーでした。相手の裏またその裏をかくドキドキの展開もあり。蔵秀の父もどっしりと存在感があって好きな人物です。蔵秀と雅乃...
商人からの依頼を受け、蔵秀はじめ4人が、知恵を出し合い解決する連作短編。大金が動く取り引きを、依頼人にはガッポリ儲けさせ、敵にはギャフンといわせる実に爽快なストーリーでした。相手の裏またその裏をかくドキドキの展開もあり。蔵秀の父もどっしりと存在感があって好きな人物です。蔵秀と雅乃の今後も気になります。
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※このレビューにはネタバレを含みます
山本さんの「損料屋喜八郎始末控えシリーズ」に似た作品、金に絡んだ元禄時代の江戸の厄介ごとを、知恵で解決する裏稼業。大店が桁違いに抱えた大豆を、大掛かりなアイディアで始末する。「端午のとうふ」等、5編。夏場の3ヵ月だけ夏負けの特効薬「定斎」売りの蔵秀を中心に長身で尾張町の小間物問屋のひとり娘の絵師・雅乃、印形屋の次男坊の文師・辰次郎、明かりを使った細工ものの名人飾り行灯師・宗佑の若い四人が力をあわせ、豪商・紀伊國屋文佐衛門とも渡り合い柳沢吉保も登場。続編に『牡丹酒 深川黄表紙掛取り帖』が有る。
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江戸のトラブル解決グループの活躍。連作で話は繋がる。山本さんらしく、丁寧な設定なんだけど内容はイマイチ。娯楽に深みを求める気はないけど、あまり人物が活きていないし展開も弱い。紀伊国屋とか柳沢吉保も有名人の権威みたいな雑さでしらける。山本作品としては、中の下かな(笑)
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