川崎和男 ドリームデザイナー の商品レビュー
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プレゼンの大切さを実感。 "橋をデザインするときに,橋をデザインしてくださいという頼み方はしないでほしい。デザインとは川を渡る方法論である" デザインは夢(欲望,わがまま)を具現化する方法論である。
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インダストリアルデザインの大学教授が、小学6年生向けに実施した2日間の授業を紹介した本。 デザインとは何なのか?、モノに対する考え方、プレゼンなど社会人に必要なことが詰まっていると感じました。
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以前、ツイッターで川崎和男氏をフォローしたところ、思いがけずフォロー返しが頂けたので記念といって何ですが、氏の著作を2冊ほど買いました。これはその時から暫く積ん読となっていた一冊です。 この本は、NHK総合テレビ放送番組「課外事業へようこそ先輩」での川崎和男氏の授業について...
以前、ツイッターで川崎和男氏をフォローしたところ、思いがけずフォロー返しが頂けたので記念といって何ですが、氏の著作を2冊ほど買いました。これはその時から暫く積ん読となっていた一冊です。 この本は、NHK総合テレビ放送番組「課外事業へようこそ先輩」での川崎和男氏の授業について記録したものだ。その授業では自分のマークのデザインから始まり、ナイフや携帯電話のデザインへ進めていく。もちろんデザインするだけではない、自分から積極的にプレゼンを行うのだ。そして、その授業で児童をとても情熱的に叱咤激励する。言葉は小学生向けだが、内容はとても厳しい。 授業が終わってからのインタビューで「モノを作るだけではだめなんですか?」の質問にこう答えている。 「絵がうまかったり、レタリングがうまいだけでは、職人です。また、そのデザインコンセプトの企画書を書くだけでは、単なるコンセプトメーカーになってしまいます。(中略)プレゼンテーションも技術なのですが、技術であると同時にその人自身がデザインと一体となって説得することでなくてはなりません。」 小学生はともかく、この手の授業って行われているのだろうか、とても大切な授業と思う。ところで、この授業を行ったクラスの担任はなんと「玉村先生」だった!私がフォロー返しを頂けたのはこのお陰かw
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NHK番組「ようこそ先輩」の放送内容を書籍化。 わかりやすく「工業デザイナー」を解説した本です。 小学生相手に教えるということで、語り口調も いつもの喧嘩師ほど毒舌ではないですしw。 でもいつも通り筋の通ったスタンスでの物言いと デザインとデザイナーの意義をいつも以上に語ります。...
NHK番組「ようこそ先輩」の放送内容を書籍化。 わかりやすく「工業デザイナー」を解説した本です。 小学生相手に教えるということで、語り口調も いつもの喧嘩師ほど毒舌ではないですしw。 でもいつも通り筋の通ったスタンスでの物言いと デザインとデザイナーの意義をいつも以上に語ります。 いつもとちょっと角度の違う川崎和男が楽しめます。 教授もやっているので慣れているでしょうが、 なかなか秀逸なストーリーで授業を展開してます。 教えを受けた子供はとても幸運ですね。 ほんとに将来デザイナーが生まれるんじゃないかな?
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川崎和男氏は他にもいくつも著作を出されている。この本は、NHK「課外授業、ようこそ先輩」が本になったもの。川崎氏の仕事や考え方を知るには、他の本のほうがよいかもしれない。 私は、先日、図書館へ行って全く別な本を探しているとき、フッと目に入って借りただけ。でも、読みやすくてお...
川崎和男氏は他にもいくつも著作を出されている。この本は、NHK「課外授業、ようこそ先輩」が本になったもの。川崎氏の仕事や考え方を知るには、他の本のほうがよいかもしれない。 私は、先日、図書館へ行って全く別な本を探しているとき、フッと目に入って借りただけ。でも、読みやすくておもしろかった。 金沢美術工芸大学の前学長の平野拓夫氏が、どこかで話されていた。「金沢美大出身者で現在の日本の産業界で大きな活躍をされている方たちは何人もいる」 当初、私は、まぁ、美大の学長さんだから、現在の美大の学生さんたちを鼓舞するためにリップサービスとしておっしゃってるんだろう、くらいにしか受け止めていなかった。 しかしながら、平野前学長のそのお言葉を頭の隅っこに置いていると、確かに、カツンとそのようなことに思い当たることも出てくる。「何人もいる」かどうかはともかく、大きな仕事で名前を聞いたり、関係を耳にしたりすることはある。 その双璧は、なんといっても、あの任天堂のゲーム「マリオ」シリーズの生みの親宮本茂氏であり、この川崎和男氏であろう。 宮本氏が一般に広く知られるようになったのは、2007年、アメリカの雑誌『TIME』の企画「今年世界に最も影響力のある100人」の中で、第9位に選ばれたことであろう。日本では、そのことで、ちょっとしたブレイクになった。私も、何度かこのブログでも取り上げた。 川崎和男氏が一躍有名になったのは、あのアメリカ副大統領候補サラ・ペイリン女史がかけていたメガネによってであろう。彼女のメガネは、いくつもの候補の中から、最後は家族みんなで選んだものだという。そのメガネが川崎和男氏のデザインによるものである。 アメリカの副大統領候補が愛用しているメガネを日本人、しかも、我らが金沢美大出身者がデザインしたものと聞いて、全く関係ない私であるが、妙に、誇らしい気持ちになった。それは、あのジョン・レノンの奥さんが日本人だと知って、全く何の関係もないが、日本人の一人として何となく嬉しい気持ちになった、それと同じであろうか。 ただし、その奥さんが、もう少し、きれいであったならと大変残念な思いも、全く関係ないのに勝手に感じていたものだ。それは、あの長嶋茂雄の声が、あんな甲高い声でがっかりしたのと、全く関係ないのに勝手に感じていたことと同じなのであろう。 その川崎氏にもう一つ強いシンパシーを感じたこと。それは、川崎氏の活動の拠点が、氏の出身地の福井県であるということである。東京でなく、こんな田舎で行われた仕事がアメリカの大統領選挙でクローズアップされる。いいね! 川崎氏については、交通事故で下半身不随になり車椅子生活であるということ等々、もう少し書き足したいこともあるが、眠たくなってきたので、今度。
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最初の「美のみを信じる」という言葉に少し戸惑ったけれど、読み終わった時にはこの言葉が好きになっていました。デザイナーはものごとを始める前はすべて素人で、デザインが終わった時には本一冊書けるくらいになっている。デザインに対する川崎和男さんの姿勢に心を打たれました。
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TV放送版にはなかった事前の授業も収録されてあり、放送を見た人が「小学生に対して少し厳し過ぎるかな」とおそらくは感じたであろう授業に行き着く過程がよく理解できた。
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