ジャングルの国のアリス の商品レビュー
「レオポルド2世の虐殺」の余韻の描写もなくお気楽に猛獣狩り等が描かれる『ターザン』が現れてきそうな旅行記 ティプトリーファンなので読んでみました
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白人がゴリラを狩るのにいっしょに5歳の娘をつれていく冒険記 娘アリスはジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 保護しなきゃといいながら(博物館に飾るのは学術的に崇高なことなのか?)嬉々としてライオンやゴリラやゾウを狩るもちろん子供ゴリラも狩る残酷さ… ルワンダの大虐殺があった(もちろんかかれた当時はきっと平和)ツチ族フツ族のことや 色んなアフリカの民族(さらっと人喰いをする衝撃)のことが当時の白人目線でかいてあるのが興味深い
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「花物語」の新聞広告から。神原と同じくタイトルも作者も聞いたことがなかったけど子どもに向けて書かれたような平易な文章だったので読みやすかった。 20世紀初頭の西洋人に対するアフリカへの見方が分かる。解説に書かれているように、過去の侵略者を相対化している部分はあるが根底には白人優位の意識を感じる。また自然保護の考え方にも時代を感じる。ただ現代から批判するのは簡単だが、当時はそれが常識だったのでこの本の登場人物たちだけを責めることはできない。
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