闇の女王にささげる歌 の商品レビュー
サトクリフならではのすばらしい歴史小説だけれど、 なんだか読みにくくて、 イギリスの歴史とか、地理とか、知ってるとおもしろいだろう。
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紀元60年、ブリテン島を支配しつつあった強大なローマ帝国の軛に抗してケルトの諸部族を結集し、叛乱を起こした伝説の女王ブーディカ。 『赤い羽飾り』たちによって全てを奪われつつある民族の尊厳、誇りと自由を懸けた、それは聖戦だった。 残酷で無慈悲な戦い。ケルト軍は一時はローマ化した都市...
紀元60年、ブリテン島を支配しつつあった強大なローマ帝国の軛に抗してケルトの諸部族を結集し、叛乱を起こした伝説の女王ブーディカ。 『赤い羽飾り』たちによって全てを奪われつつある民族の尊厳、誇りと自由を懸けた、それは聖戦だった。 残酷で無慈悲な戦い。ケルト軍は一時はローマ化した都市を焼き尽くしたものの、しかし最後には敗れ、歴史の奔流の彼方へと葬り去られた──。 「おやすみ、姫さま、わたしも眠ろう」 女王付きの竪琴弾き・カドワンが爪弾く、哀切に満ちたブーディカへささげる歌の旋律が、忘れられた古代の悲劇を呼び覚ます。
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女王ブーディカの話。 史実に基づいているのね。世界史知らないので新鮮に読む。悲しい。あとがきを読み、ブーディカがケルト語での勝利と知る。ビクトリア女王というわけだ。 さて、大作に手をつけるか。
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誇り高い女王の復讐の物語 古代の女神さながらの残虐さ、滅びゆく輝きの美しさ 竪琴弾きはすべてを見届けた
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イギリス人なら誰もが知っている伝説の女王ブーディカ。彼女は紀元六〇年、強大なローマ帝国の軛に抗してケルトの諸部族を結集し、民族の尊厳のために立ち上がった。それは、帝国にとっては「叛乱」、ケルトにとっては「聖戦」だった。「聖戦」ならではの、残虐で無慈悲な戦い…。それらを包み込むよう...
イギリス人なら誰もが知っている伝説の女王ブーディカ。彼女は紀元六〇年、強大なローマ帝国の軛に抗してケルトの諸部族を結集し、民族の尊厳のために立ち上がった。それは、帝国にとっては「叛乱」、ケルトにとっては「聖戦」だった。「聖戦」ならではの、残虐で無慈悲な戦い…。それらを包み込むようにして語る竪琴弾きの哀切な響きのなかに、古代の悲劇があざやかによみがえる。
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これも面白かったぁ! いえ、面白いというのとはちょっと違うかな。 グイグイ引き込まれて読み進み、時に胸が震え、時にため息をつき・・・・と、時代を遡ってあたかも竪琴弾きの歌を広い宴会場の片隅で聴いているような錯覚を覚えました。 こちらの作品の語り部は竪琴弾き。 タイトルが与...
これも面白かったぁ! いえ、面白いというのとはちょっと違うかな。 グイグイ引き込まれて読み進み、時に胸が震え、時にため息をつき・・・・と、時代を遡ってあたかも竪琴弾きの歌を広い宴会場の片隅で聴いているような錯覚を覚えました。 こちらの作品の語り部は竪琴弾き。 タイトルが与えるイメージ・インパクトと扱っている題材のショッキングさが相俟って、ゾクゾクしながら読み進むことができる物語だと思います。 学校の歴史の授業では支配者側となるローマ帝国の目線でさらっと触れられるイケニ族の叛乱。 華々しいローマの躍進の数多くの出来事の中の小さな一例にすぎない闘いだけど、そこには当たり前だけど多くの人たちの人生と生き様があって、それらは呆気なく歴史の波の中に飲み込まれていってしまう・・・・・。 そんなことを改めて感じさせてくれる読書体験となりました。 (全文はブログにて)
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ローマ支配下のブリトンで、ローマに反乱を起こしたイケニ族の女王ブーディカの生涯を描いた本。 悲劇の物語だけど、その烈しさには強く惹かれるものがあります。 大いなる母の森で祈りの舞を捧げる場面、「山猫の様に」戦う場面など、 読み終わって何カ月も経つのに強く胸に残っています。 サトク...
ローマ支配下のブリトンで、ローマに反乱を起こしたイケニ族の女王ブーディカの生涯を描いた本。 悲劇の物語だけど、その烈しさには強く惹かれるものがあります。 大いなる母の森で祈りの舞を捧げる場面、「山猫の様に」戦う場面など、 読み終わって何カ月も経つのに強く胸に残っています。 サトクリフすごいよ!と改めて思った一冊。
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