柳宗民の雑草ノオト の商品レビュー

柳宗民(著者),三品隆司

2016/05/10

花や草の名前が知りたいと思うのは、いつも通る鴨川べりから見る中州に生い茂った草にぽつりぽつりと咲いている淡い花を見たとき、街路樹の根元に毎年顔を出す、そしてすぐに抜かれる草が気にかかったとき、板塀のむこうから垂れた蔓、お寺の敷石を縁どる小さな小さな花をつけた雑草のことを人に話そうと思ったとき。そういう要望に応えてくれる本。
一緒に話したくなるトリビアとすっきりした水彩画の組み合わせ。頭のなかにもう形があるときは、写真より画のほうがわかりやすい。

2009/10/04

ナズナ、ハコベ、オオイヌノフグリ、シロツメクサ、リンドウ――ごく身近に存在する60種の雑草の話が掲載されている。これを読むと、雑草が愛おしく感じてしまうから不思議です。

2009/10/04

ふと、道端に生えた小さな花が
あなたに話しかけて励ましたり、
優しい気持ちにしてくれることないですか？
そんな時彼らの名前がわかったら・・・。

2009/10/04

きれいで優しくて見栄えがする本（これこれ）もちろん内容は充実の雑草トリビア、挿絵がとびぬけてすばらしい。