思い違いの科学史 の商品レビュー

青木国夫(著者),板倉聖宣(著者),市場泰男(著者),鈴木善次(著者),立川昭二(著者),中山茂(著者)

2013/12/26

科学は先人の成果の積み重ねであり，歴史的には，その時点で知られている過去のデータをもとに論を進めるしかない．そのため，既に今現在「知られた事実」をもとに過去の「誤り」「思い違い」を指摘するのは容易である．

しかし，当時は限られたデータをもとに，すぐれた科学者が幾度も常識を破る発想を積み重ね，検証をおこなってきた結果である．常識にとらわれない発想を常に持ちたいものである．もちろん，その後の検証も重要である．