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ジャーナリズムの原則 の商品レビュー

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2014/02/26

訳本ならではの表現の回りくどさ、読みづらさは大きなマイナスポイントではあるものの、主にアメリカのジャーナリズムを事例として紹介しつつ、ジャーナリズムの性質や役割、現状にみられる問題点を鮮明に描き出してゆく名著。 「ジャーナリズム後進国」とすら揶揄される日本であるが、本書を読み進...

訳本ならではの表現の回りくどさ、読みづらさは大きなマイナスポイントではあるものの、主にアメリカのジャーナリズムを事例として紹介しつつ、ジャーナリズムの性質や役割、現状にみられる問題点を鮮明に描き出してゆく名著。 「ジャーナリズム後進国」とすら揶揄される日本であるが、本書を読み進めていくにつれ、程度の差はあれど、アメリカのジャーナリズムにおいても似たような病巣が存在する部分が見えてくる。 基礎的な指摘に留まっている観は否めないが、裏を返せば、そうした基礎的な部分が欠落しているからこそのこと。 日本のジャーナリズムのあり方を考えるうえでも、重要な示唆に富んでいる一冊ではないだろうか。

Posted byブクログ