サルとすし職人 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
2002年刊行。タイトルからは判りにくいが、動物文化行動学について検討した書。霊長類はともかく、他の生物の文化的と目される行動は、ヒトとは感覚器官や脳の構造的・器質的差異が大きいため、その要因は遺伝的性質由来と見ざるを得ないところ。特に、利他行動が遺伝的にプログラムされているかも、という知見にはおどろく。本書ではいくつか挙げられるが、子トラを育てた犬や、人間をサメから守ったイルカなど。訳者は西田利貞氏、藤井留美氏(後者は「脳と心の地形図」の訳者でもある)。
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ドゥヴァール先生の魅力は米国・英国の文化から距離とれてることだわね。 頭の方の行動主義を批判しているとこはなんか奇妙に読みにくい。翻訳に問題あるのかな。でも西田先生と藤井先生だから信用しないと。 行動主義心理学がそんな流行していた、ってのがわしら部外者にはわかりに...
ドゥヴァール先生の魅力は米国・英国の文化から距離とれてることだわね。 頭の方の行動主義を批判しているとこはなんか奇妙に読みにくい。翻訳に問題あるのかな。でも西田先生と藤井先生だから信用しないと。 行動主義心理学がそんな流行していた、ってのがわしら部外者にはわかりにくいよな。日本は行動主義を受容しそこねたとかそういうのはないのかな。 ローレンツの話あたりからおもしろくなる。今西も。 うしろの方のマズローの話が興味深い。 「政治とは、「誰がいつ、どうやって、何を手に入れるか」を決定する社会プロセスである。」Harold Lasswell 西田先生たちのグループと長谷川先生たちのグループは敵対関係にあるののかな?
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