クィア・サイエンス の商品レビュー
素晴らしい。 20世紀において、科学がどのように同性愛者と向き合ってきたのか、その複雑な歴史の流れを、脳科学者であるルベイが確かな客観的立場でもって概観していく。 原因を解明し、数々の分析やカテゴライズを経て、対象の客観的事実に肉薄することが「科学」同性愛や両性愛も当然のように、...
素晴らしい。 20世紀において、科学がどのように同性愛者と向き合ってきたのか、その複雑な歴史の流れを、脳科学者であるルベイが確かな客観的立場でもって概観していく。 原因を解明し、数々の分析やカテゴライズを経て、対象の客観的事実に肉薄することが「科学」同性愛や両性愛も当然のように、その「原因」を解明することで、まだ見ぬ人類の領域を開拓していく。 近現代のクィア・サイエンスは日進月歩とはいえ、着々と回り道をしながらも進んでいて、この先を楽しみに感じた。 テクノロジーの進歩、特に遺伝学がやはり大きい。 cureを目標にゲイ男性に課された嫌悪療法の歴史は驚いた。 ナチの研究はほんとに論外だと思います。 科学的という言葉に惑わされないよう、ほどほどにバランスよく生きていきたいですね。
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もー。難しいっす。読みにくいー。 読めないけど、おすすめ。 科学的な視点から、同性愛者についての研究の現段階での報告。 論文をかいつまんで、いろいろ、 『ヒトの性的指向を決定するものは何か。 選択か?生まれつきか? 遺伝子、ホルモン、ストレス、脳、認知心理学、行動学的心理...
もー。難しいっす。読みにくいー。 読めないけど、おすすめ。 科学的な視点から、同性愛者についての研究の現段階での報告。 論文をかいつまんで、いろいろ、 『ヒトの性的指向を決定するものは何か。 選択か?生まれつきか? 遺伝子、ホルモン、ストレス、脳、認知心理学、行動学的心理学、 精神分析-性的指向を扱う科学理論を網羅的に取りあげ、その限界と意義を検証する。』 非常に興味深いです。 自分も、もう一度、きっちり読み直したいです。
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