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すみれの花の砂糖づけ の商品レビュー

3.9

169件のお客様レビュー

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2009/10/04

【「すみれの花の砂糖づけをたべると/私はたちまち少女にもどる/だれのものでもなかったあたし」。恋人と心のまま体を重ねもするし結婚をしているしどこへでも旅することができる。大人の自由、大人のよろこび。だけど少女のころ、一人決然と向きあった、ままならなさ、かなしみは、変わらず健全では...

【「すみれの花の砂糖づけをたべると/私はたちまち少女にもどる/だれのものでもなかったあたし」。恋人と心のまま体を重ねもするし結婚をしているしどこへでも旅することができる。大人の自由、大人のよろこび。だけど少女のころ、一人決然と向きあった、ままならなさ、かなしみは、変わらず健全ではないか!―言葉によって勇ましく軽やかな、著者の初の詩集。単行本版に12編を増補。】

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2009/10/04

著者の文章が大好き。状況描写の表現が優しくて適度な温度に保たれているところが究極に素敵だ。詩の中にも、物語のそれと同じように、独特の言葉遣いがふんだんに用いられている。しかし、それは物語では見られない、詩ならではのリズムだと思う。著者好きは一読すべき!ふと、手に取って読み返したく...

著者の文章が大好き。状況描写の表現が優しくて適度な温度に保たれているところが究極に素敵だ。詩の中にも、物語のそれと同じように、独特の言葉遣いがふんだんに用いられている。しかし、それは物語では見られない、詩ならではのリズムだと思う。著者好きは一読すべき!ふと、手に取って読み返したくなる詩が満載の1冊。因みに、私のお気に入りは「おすべりだい」「道が一本ありました」「言葉はいつもあたしをいさましくする」の3つ。

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2009/10/04

大人になった自分。少女の頃の気持ち。どこかなつかしくて、かわいらしくて、切なくて、泣きたくなる。そんな詩がいっぱいつまっています。

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2009/10/04

何度読んでも、 江國さんのセンスに近づけない。近づきたい。まだ、遠い。 もう一度、読んでみよう。

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2009/10/04

作者初の詩集にもかかわらず、 小説、短編集同様に独自の世界が繰り広げられています。 読んでいて心がとても癒されます。

Posted byブクログ

2009/10/04

もう、人生のバイブルって呼べるくらい、私に影響を与えた本。言葉の一つ一つが力強くて美しくて…。 この人のように世界を見れたら、っていつもいつも思います。

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2009/10/04

江國さんの詩集。心を打ち抜くような言葉がありました。恋愛してる時も、そうでない時も、心にしまっておきたい。

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2009/10/04

詩集はほとんど読まないのですが、江國さんなのでつい手に取ってしまった。彼女の小説は不思議な浮世離れ感がとても心地よくて、読む度にその世界にぐいぐい引き込まれていくわけですが、詩の世界はちょっとまた違う。何かね、不思議な感じがあんまりしないのね。凄くリアルなの。ふわふわしてないの。...

詩集はほとんど読まないのですが、江國さんなのでつい手に取ってしまった。彼女の小説は不思議な浮世離れ感がとても心地よくて、読む度にその世界にぐいぐい引き込まれていくわけですが、詩の世界はちょっとまた違う。何かね、不思議な感じがあんまりしないのね。凄くリアルなの。ふわふわしてないの。すっごく高いところから冷静に自分を見ている感じなの(これは小説読んでても感じるけど、詩の方がよりその感じが強い)。使う言葉は柔らかかったりするんだけど、読んでいくうちにそれが物凄く強く突き刺さってくる、不思議な感覚にとらわれました。凄く面白かったです。『あたしはリップクリームになって』『きたえられた肉体』『犬と猫』『無題』『時間』が凄く凄く好きです。

Posted byブクログ

2009/10/04

初の詩集なのに何回も読んだ事のあるような身近さ。 日常も、非日常も淡々と美しくありのままにあって 読む人を必ずや引き込んでしまうくらい魅力的!

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