箱の中の書類 の商品レビュー
書簡形式で描かれた異…
書簡形式で描かれた異色作。サスペンスフルな展開が楽しめる作品です。
文庫OFF
正直、エンディングはなんのこっちゃという感じだったのが、そこまでの複数の視点「手紙」での進行は、今では斬新とは言えないが、読ませてくれる。白黒映画に原作に出来そう。
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正確にはセイヤーズと、ロバート・ユースタスという医学者との共著だそう。 複数の人間による書簡と供述書だけで構成されたミステリ。トリックそのものは専門的すぎてちょっとアンフェアな気がする。ただ、私は元々推理をしながら読まないので、個性ある登場人物たちの書簡で十分楽しめた。 特に、一...
正確にはセイヤーズと、ロバート・ユースタスという医学者との共著だそう。 複数の人間による書簡と供述書だけで構成されたミステリ。トリックそのものは専門的すぎてちょっとアンフェアな気がする。ただ、私は元々推理をしながら読まないので、個性ある登場人物たちの書簡で十分楽しめた。 特に、一昔前の「文学青年」そのものといった雰囲気のマンティングと、家政婦のミルサム。この二人の手紙が面白い。それぞれの筆が描く人物像がまるで異なって見える。マンティングの婚約者からの手紙とそれに対する彼の返事のくだりは思わず笑ってしまった。
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ぬおおーっ。 これは私が詳しい事柄が 書かれていたのでもろ地雷作品だぁ。 でもそうでない人にとっては 巧妙な犯行の記録として 読んでも面白いはずです。 だけれども人間の汚さっていうのは すごくにじみ出てはいますけどもね。 確かに、この作品の犯人は 行き過ぎた感性を持っていまし...
ぬおおーっ。 これは私が詳しい事柄が 書かれていたのでもろ地雷作品だぁ。 でもそうでない人にとっては 巧妙な犯行の記録として 読んでも面白いはずです。 だけれども人間の汚さっていうのは すごくにじみ出てはいますけどもね。 確かに、この作品の犯人は 行き過ぎた感性を持っていましたね。 それを抑制できなかったんですもの。 そして最後は、怒り狂います。 そりゃあ悪事はいつかばれるんです。 でも賢かったのは 妻の方。 機転を利かせましたね。 でも、この犯行方法は そのものでは成立しないから ばれるのは時間の問題でしたね。
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- ネタバレ
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ジョージ・ハリソンが営む下宿屋に住み始めた作家・ジョン・マディングと画家のハーウッド・レイサム。レイサムとハリソン夫人マーガレットの関係。ハリソン家の家政婦アガサ・ミルサム。レイサム、マディングの間のもめごとに発した事件。キノコの毒により死んだハリソン。検死法廷での事故の評決。下宿に住むの人間たちの手紙や書類により明かされる事件の真相。 2010年2月7日購入 2010年12月23日読了
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全編を書簡によって構成したミステリ。 女中つき夫婦が住むマンションに2人の男が同居を始めた。そして、夫婦の気難しい夫が毒キノコを食べて死んだ。 息子が調べ始めるが・・・。 マンティングが好きだ。皮肉屋でチャーミングなのに一番の常識人。 すごく面白くて頁めくるのがもどかしいほどだっ...
全編を書簡によって構成したミステリ。 女中つき夫婦が住むマンションに2人の男が同居を始めた。そして、夫婦の気難しい夫が毒キノコを食べて死んだ。 息子が調べ始めるが・・・。 マンティングが好きだ。皮肉屋でチャーミングなのに一番の常識人。 すごく面白くて頁めくるのがもどかしいほどだったのに、結局アリバイとどうやって殺したのかが判明せず、☆4つ。 どうやって、毒物を盛ったのだ?
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