真夏のボヘミヤン いつまでも の商品レビュー
晴れて城山さんとも相…
晴れて城山さんとも相思相愛になった智久だけど学校が始まって城山さんには会えないし学校では「カマ」と呼ばれ...体調を崩してしまう。頭脳明晰バリバリ正義漢の兄和明も出てくる真夏のボヘミヤン完結篇。
文庫OFF
真夏のボヘミヤン遂…
真夏のボヘミヤン遂に完結。ここまでの道のりは長かった・・・今回も周りの中傷やカミングアウトと智久は試練続きでした。
文庫OFF
確認先:稲城市立中央図書館 最終巻に当たるが、それまで溜め込んできたマイナスの側面を一気に押し出す格好になることで、「BLという名のぬるま湯」に浸かってきた読者を一気に突き落とす。 秋月は本書におけるホモフォビア(同性愛嫌悪)の表象を「あくまでも一例」と位置づけるが、実際その...
確認先:稲城市立中央図書館 最終巻に当たるが、それまで溜め込んできたマイナスの側面を一気に押し出す格好になることで、「BLという名のぬるま湯」に浸かってきた読者を一気に突き落とす。 秋月は本書におけるホモフォビア(同性愛嫌悪)の表象を「あくまでも一例」と位置づけるが、実際そのとおりである。秋月自身が気づいているかどうかは判断しかねるが、実のところ秋月自身が筆を取る中で暗黙のうちに前提条件にしてしまった「BLはハッピーエンドで無ければならない」という価値付けも一種のホモフォビアと見なす同性愛者も数多い。そしてそうした価値付けを自明の理にしてしまったがゆえの自己総括なのだとしたら、その成果はいかばかりだろうか。 そして、そうしたホモフォビアの是正を図るべく主人公が目標付けた「心理カウンセラー」というキャリアデザインが実はありきたりの選択であり(初版刊行当時は社会心理学や発達心理学が一種のブームになっていた頃だ)、心理学の諸理論における同性愛嫌悪やそもそも心理学が発展した時期が「リスペクタビリティ(市民的道徳観)」の形成に伴う同性愛の病理化の時代であったことへのまなざしが果たして秋月にあったのかというと実際には疑わしい。 そのような問題は確かにある。しかし、「BLはハッピーエンドで無ければならないのか」という命題に、最後まで真摯に答えを模索した秋月の姿勢こそが本書最大の魅力であり、そして同時に読者の評価を二分する結果にもなっていることは疑いようの無い結果である。
Posted by
一番会いたい人―城山大和。相思相愛の彼が元気な顔で帰ってくるのを、僕は首を長くして待っていた。でも平穏な生活は乱された。原因は飯島圭四郎。以前、痴漢してきたサッカー部員。飯島は夏休みが終わっても僕のことを諦めきれずに、一方的にセマってきた。そんないざこざから僕は校内で『カマ』と呼...
一番会いたい人―城山大和。相思相愛の彼が元気な顔で帰ってくるのを、僕は首を長くして待っていた。でも平穏な生活は乱された。原因は飯島圭四郎。以前、痴漢してきたサッカー部員。飯島は夏休みが終わっても僕のことを諦めきれずに、一方的にセマってきた。そんないざこざから僕は校内で『カマ』と呼ばれ、学校も休みがち。弟の光俊や母も心配してくれるけど、体調まで悪くなる始末で…。
Posted by
- 1