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新・分子生物学入門 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2024/07/10

新・分子生物学入門 ここまでわかった遺伝子のはたらき 著:丸山 工作 ブルーバックス B1363 図表や、写真が多く見やすいと感じました DNAの分子構造模型などよくできている、ほんとうかなとおもってしまう めちゃくちゃ時間かけて、同定しているのかなと感じます バイオテクノロ...

新・分子生物学入門 ここまでわかった遺伝子のはたらき 著:丸山 工作 ブルーバックス B1363 図表や、写真が多く見やすいと感じました DNAの分子構造模型などよくできている、ほんとうかなとおもってしまう めちゃくちゃ時間かけて、同定しているのかなと感じます バイオテクノロジーの根幹に位置付けられる分子生物学、狭義の分子遺伝学の入門書です ヒトゲノムプロジェクトの成果として、ヒトの遺伝子は約三万個ということが分かりました ■クーロン ・クローンとは、分裂直後の受精卵をもとに生み出される生物をいう  ウシは、32細胞分裂までが、クローン牛となる  1つの松坂牛から、32頭のクローン牛が取れることとなる ■男と女 ・紆余曲折の結果、男と女の違いは、Y遺伝子をもっているか、いないかの違い  性染色体は、X遺伝子と、Y遺伝子の2つがある ■ヒトゲノム ・遺伝子情報には、あるタンパク質が作られる場所、時期、量を決める調節的な情報が組み込まれている ・ゲノムとは、必要にして最小の遺伝子全体のことをいう、その単位を染色体という ・人の細胞には、23対の染色体(46本)がある ・染色体の98.5%は、遺伝情報をもたない意味のない配列であるが、謎である ・人とチンパンジーのDNA配列の差は、わずか、1.2%である  3万個の遺伝子のうち、人と猿を分かつのは数百個といわれている ■タンパク質 ・タンパク質は、アミノ酸が、ペプチド結合したもの ・アミノ酸の性質は、基と呼ばれる、化学結合した分子の側鎖によって決まる -COOH -CH3 等 ・DNAは4種類の塩基 A,T,G,C からできている この組み合わせを推定するのが、塩基配列決定法   A:アデニン T:チミン   C:シトシン   G:グアニン ■体ができる 1つの受精卵から、60兆個の細胞、200種類の細胞に分化して、人体を創り上げる ■ウィルス ・最近に寄生するウィルスを、バクテリオファージという ・プリオン 感染性タンパク質 ■遺伝子工学 ・RNA,伝令RNA,DNA,相補性DNA(cDNA)、二重らせんDNA ・発がん遺伝子、がん抑制因子とは、発がん遺伝子に組み込むと、がん細胞が死滅するタンパク質である  免疫を強化する遺伝子:リンフォカイン遺伝子がある ・移動する遺伝子:移動し調整する、調節遺伝子がある ・免疫遺伝子:白血球中のリンパ球からできる ・リンパ球1つは、1つの抗体にしか反応しない ⇒無数の抗体に対応するリンパ球が体内には存在している ■ヒトの進化 ・3万年前 クロマニヨン人(新人) ・20万年前 ネアンデルタール人(旧人) ・100万年前 ホモ・ハイデルベルゲンシス(旧人) ・440万年前 ラミダス人(猿人) ・490万年 ヒトと、チンパンジー、ボノボとの分化 ・650万年 ゴリラとの分化 ・1300万年 オラーウータンとの分化 ・DNAの塩基配列の違いを調べれば、縁戚関係がわかる ・DNAの塩基配列を、分子時計という ■バイオテクノロジは何に役立つのか ・発酵食品 味噌、醤油、漬物、チーズ、抗生物質 ・製薬 インシュリン、インターフェロン ・遺伝子組み換え食品 大豆、トウモロコシ、トマト ・遺伝子診断 ・DNAワクチン ・遺伝子治療 目次 はしがき 1 クローン生物 2 男と女 3 人間のゲノム 4 タンパク質とは 5 DNAとは 6 DNAのできかたと読まれかた 7 遺伝子暗号 8 タンパク質をつくる 9 オペロンの仕組み 10 体ができる 11 ウィルスの分子生物学 12 遺伝子工学 13 発がん遺伝子 14 移動する遺伝子 15 免疫遺伝子の秘密 16 遺伝子の進化 17 ヒトはいかに進化したか 18 バイオテクノロジーの現在と将来 分子生物学を理解するためのキーワード 勉学案内 ISBN:9784062573634 出版社:講談社 判型:新書 ページ数:208ページ 定価:860円(本体) 2002年03月20日第1刷発行 2007年03月08日第6刷発行

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2021/10/31

2002年発売の本書。当時分かっていた分子生物学に対する知見を知ろうと思い読んでみましたが、特に古さは感じず驚きました。内容は現在の高校生物の教科書に書かれているような基本的な事柄をまとめたもので、分子生物学の歩んできた歴史を学び直す事が出来ました。本書を読んで、これまでに偉大な...

2002年発売の本書。当時分かっていた分子生物学に対する知見を知ろうと思い読んでみましたが、特に古さは感じず驚きました。内容は現在の高校生物の教科書に書かれているような基本的な事柄をまとめたもので、分子生物学の歩んできた歴史を学び直す事が出来ました。本書を読んで、これまでに偉大な科学者たちが長い時間をかけて生命の基本原理を発見してきたおかげで、現在の分子生物学がここまで発展することができたのだなと改めて感じました。

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2014/04/12

[配架場所]2F展示 [請求記号]408/K-3 [資料番号]2006108688、2002100582

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2012/11/21

18章の184ページの内容で、分子生物学の興味深い、日常生活になじみ深い話題の章や、分子生物学の基本の話を発見などのエピソードも添えて解説している。 分子生物学を大体の全体像や、どのように日常生活に関わっているかを知るには良い本ではないだろうか。 巻末のキーワードや参考文献も...

18章の184ページの内容で、分子生物学の興味深い、日常生活になじみ深い話題の章や、分子生物学の基本の話を発見などのエピソードも添えて解説している。 分子生物学を大体の全体像や、どのように日常生活に関わっているかを知るには良い本ではないだろうか。 巻末のキーワードや参考文献も参考になるが、出版が2002年と研究が進む分野としてはやや古くなったのが気になる程度である。

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