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陰陽ノ京(巻の2) の商品レビュー

4.4

15件のお客様レビュー

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2013/05/26

本シリーズの主役は保胤である。 悪名高い貴族が倒れ、それに関わっているのが晴明とも因縁のある男だった。 忠憲の夢の為、晴明は男を始末するしかないと思っている。 そこに優し過ぎる保胤が出てくるとなると、なんとなく想像はつく。 しかし、その持って行きかたがうまい。 陰陽寮が一目置いて...

本シリーズの主役は保胤である。 悪名高い貴族が倒れ、それに関わっているのが晴明とも因縁のある男だった。 忠憲の夢の為、晴明は男を始末するしかないと思っている。 そこに優し過ぎる保胤が出てくるとなると、なんとなく想像はつく。 しかし、その持って行きかたがうまい。 陰陽寮が一目置いている伯家。伯家を代々守っている佐伯家。 更には晴明の宿敵であるはずの蘆屋道満が、何故かいい人で さりげなく関わってたりして大いに盛り上がっていくのですよ。 色んな怒りを前面に押し出して感情を揺さぶってきます。 位置的には獏さんの陰陽師の後日談的存在と言ってもいいでしょう。 続きも読む。

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2010/02/02

2007年1月26日 ミステリーで、暗くて人の心の闇の部分が書かれているが、登場人物の性格が優しく癒し系。なぜか、暖かみのある話でとても好きな物語の一つ

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2009/10/04

人の命は、二つの要素―“魂”と、“魄”から成り立つ。 そして人が死んだ時、魂魄は“魂”と“魄”に分離し、“魂”は天へ、“魄”は地へ還る、と言う。 今、一人の悪名高い貴族が倒れた。 知らせを聞いて駆けつけた安倍晴明の息子―吉平は、 その貴族の魂魄のうち“魄”が失われていることに気...

人の命は、二つの要素―“魂”と、“魄”から成り立つ。 そして人が死んだ時、魂魄は“魂”と“魄”に分離し、“魂”は天へ、“魄”は地へ還る、と言う。 今、一人の悪名高い貴族が倒れた。 知らせを聞いて駆けつけた安倍晴明の息子―吉平は、 その貴族の魂魄のうち“魄”が失われていることに気づく。 いったい何がその貴族の身に生じたのか? “魄”の筋を手繰っていくうちに現れたのは父である晴明とそして陰陽寮にまつわる十一年前の因縁だった…。 第七回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞シリーズの第2作。 * * * 最近になって無性に読みたくなったのでamazonで買いなおし。 今回の話は人外のものと闘う話じゃありません。 本当に、「人間味あふれる」というよりは 「人間くさい」話を書くのがうまい人だな、と思います。 終わり方も好きです。 2008.3.? 読了。(No.004)

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2009/10/04

なんともせつないお話です。善悪に区切りをつけられるのは言葉のうえだけだと痛感します。感情って難しい。

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2009/10/04

1巻目とは挿絵を描いてる方が変わり、また新しい雰囲気です。個人的にはこっちのほうがしっくり来ます(笑)

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