最終弁論 の商品レビュー
うーん、微妙だな 米国陪審員裁判での、特徴的な最終弁論を収録してる。 語り言葉の、それも日本語訳なんで、長くてくどくてウザい。なんつても、陪審員に語り掛けて自分の主張を採用してもらうための、口喧嘩と詐術のプロの技だからな。 古いものもあったり、選んでるのが朝日新聞てのもあって、...
うーん、微妙だな 米国陪審員裁判での、特徴的な最終弁論を収録してる。 語り言葉の、それも日本語訳なんで、長くてくどくてウザい。なんつても、陪審員に語り掛けて自分の主張を採用してもらうための、口喧嘩と詐術のプロの技だからな。 古いものもあったり、選んでるのが朝日新聞てのもあって、これで良いのかあって感じるところもありいの。 反対弁論があったのが、最後の軍事法廷だけで、要は、一方的な主張だけなんですよ。 むしろ、事件をまとめてある、要約の方がわかりやすくって、構成としてどうなのかなあと思った 弁論の中で出てくる人の名前も、正直、見返さないと誰が誰だかわからないところがあって、入っていけなかったし。 彼らは、「勝利」が欲しいわけで、日本人みたいに「真実」が欲しいわけなんだな、とぼんやり。思想や主義の戦いでもあるわけです。
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クラレンス・ダロウ弁護士による最終弁論が印象に残る。 長い弁論の終わり頃に語られる「何故死刑は廃止されるべきか」についての論理はよく見られる人道的な理由、判決が間違っていた場合に取り返しがつかないといった理由とは異なり、何ゆえに法律が学問(科学)たり得ないのかについての明快な理由...
クラレンス・ダロウ弁護士による最終弁論が印象に残る。 長い弁論の終わり頃に語られる「何故死刑は廃止されるべきか」についての論理はよく見られる人道的な理由、判決が間違っていた場合に取り返しがつかないといった理由とは異なり、何ゆえに法律が学問(科学)たり得ないのかについての明快な理由を与えてくれる。 この裁判は1920年代のものであるが、このような論拠に従って法の実務に携わってきた人は現在までどのくらいいるのであろうか?これにより私は死刑廃止論者になるつもりは無いが極めて示唆に富むものである。
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陪審への最終弁論を集めた。アメリカの事例で、6件で一冊。ひとこと、長い。事件の概要説明はほんの数ページ。あとはひたすら検事もしくは弁護士の弁論が続く。いったいこれで、陪審は考えられるのか。淡々と事実だけ述べ、最期にほんの5分だけ喋るのかと思ってた。まるで洗脳だ。検事か弁護士、どち...
陪審への最終弁論を集めた。アメリカの事例で、6件で一冊。ひとこと、長い。事件の概要説明はほんの数ページ。あとはひたすら検事もしくは弁護士の弁論が続く。いったいこれで、陪審は考えられるのか。淡々と事実だけ述べ、最期にほんの5分だけ喋るのかと思ってた。まるで洗脳だ。検事か弁護士、どちらの意見を信じるか。本書のような長広舌を聴かされた日には、とにかくうんざりして「いいからもう、結論だけ」と言いたくなりそう。日本の裁判制度が実施のとき、どういう弁論になるかは不勉強で知らないけれども
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面白かったけど、本当に最終弁論しか載ってない。それより前にあったはずの伏線(?)や相手の言葉とのつながりが見えれば、もっと面白く読めそうなのに勿体無い。一般書だから仕方ないのか。
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