岡崎久彦の情報戦略のすべて の商品レビュー
著者による情報論の小論集。 国際情勢判断の原則は客観的であること、柔軟であること、専門家の意見を聞くこと、歴史的ビジョンを持つこと。 リアリズムで国際社会を見たときに、他の考えに対して提示し得るのがアングロサクソン協調路線であるため、現実主義=アングロサクソン協調路線になっている...
著者による情報論の小論集。 国際情勢判断の原則は客観的であること、柔軟であること、専門家の意見を聞くこと、歴史的ビジョンを持つこと。 リアリズムで国際社会を見たときに、他の考えに対して提示し得るのがアングロサクソン協調路線であるため、現実主義=アングロサクソン協調路線になっている。それはロシアと和するか英と結ぶかとを論じた小村意見書の時から変わっていない。 江戸時代の300年、決められたことを守っていればよかった日本人にとって明治の躍動する精神は重荷でもあり、日露戦争後は先祖返りしたのでは。 現代日本と17世紀オランダは似ている。決定能力は欠如、経済第一で国防観念なし。 フサインのシグナルの読み違え。
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