「メガネをかけたようにわかる」仏像の見方 の商品レビュー
この本のカテゴリを「宗教」とするか、はたまた「美術」とすべきか悩んだ。そこでやむを得ず無理に分けるのをやめ、「宗教美術」という一つの分野としてカテゴライズすることにした。 サブタイトルの「メガネをかけたようにわかる」に惹かれて入手したが、私のイメージとは違った。実際私はメガネ...
この本のカテゴリを「宗教」とするか、はたまた「美術」とすべきか悩んだ。そこでやむを得ず無理に分けるのをやめ、「宗教美術」という一つの分野としてカテゴライズすることにした。 サブタイトルの「メガネをかけたようにわかる」に惹かれて入手したが、私のイメージとは違った。実際私はメガネをかけているので、「メガネをかけたように」ということは、今までぼんやりしていたものがクッキリ見えるようになるというイメージだ。 ところが今回私がこの本でクッキリわかるようになったのは、「仏」は大別すると4種類の、「如来」、「菩薩」、「明王」、「天部」に分類される。また、像の「姿勢」の違いでは、「立像」、「半跏像」、「座像」があるということぐらいか。 後半は仏像の「見方」からは離れてしまい、何ヵ所かの秘仏を訪ねる旅の特集になってしまった。普段見られない所を紹介してもらっても「見方」の参考にはならないのではないか。中には寺で出す料理まで写真入りで解説している。 なんだか別なものを買ってしまったような気がした。
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