戦争とプロパガンダ の商品レビュー
シリーズがたしか「その3」までだったかな?、出ていると思いますが、批判もいろいろあるのかもしれませんが、「オリエンタリズム」をはじめ、「もう古い」ではないと思います。昔。昔、ですが高校生にすすめていました。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakum...
シリーズがたしか「その3」までだったかな?、出ていると思いますが、批判もいろいろあるのかもしれませんが、「オリエンタリズム」をはじめ、「もう古い」ではないと思います。昔。昔、ですが高校生にすすめていました。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202002080000/
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サイードが好きなので。 サイードの分析は、ありきたりな言い方をすれば、とても鋭い。 メインストリームからやや外れたような視点から、しかも非常に俯瞰的に捉えているような印象を受ける。 メディアが垂れ流す一面的な情報に対し、それだけか?と問いかけるようなアプローチが必ずある。 今、...
サイードが好きなので。 サイードの分析は、ありきたりな言い方をすれば、とても鋭い。 メインストリームからやや外れたような視点から、しかも非常に俯瞰的に捉えているような印象を受ける。 メディアが垂れ流す一面的な情報に対し、それだけか?と問いかけるようなアプローチが必ずある。 今、日本のマスコミは極めて単調で、安易な発信しかしない。 サイードのようなコメンテーターがいれば、これほどまでに貧しい状況にはならなかっただろう。
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二項対立的な世界の捉え方、原理主義テロ集団があたかもアラブ世界を代表するような言説の蔓延に警鐘を鳴らす、E•サイードの論説集。ビン•ラディンは脱宗教化した文脈で捉えられなければならない、やつはデマゴーグに過ぎない、と断言。9.11が、イスラエルの苛烈で非人道的な対パレスチナ政策の...
二項対立的な世界の捉え方、原理主義テロ集団があたかもアラブ世界を代表するような言説の蔓延に警鐘を鳴らす、E•サイードの論説集。ビン•ラディンは脱宗教化した文脈で捉えられなければならない、やつはデマゴーグに過ぎない、と断言。9.11が、イスラエルの苛烈で非人道的な対パレスチナ政策の正当化に援用されていること指摘。 世界を単純化し、根拠のない抽象化されたイメージのみでして語る〝知識人〟は、戦争屋のプロパガンダを支援する害悪でしかない。世界全体を掌握することなどできない。人道的見地からの解決を、力を合わせて苦しみながら探っていくことだけが戦争を終わらせることができる。
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ひさびさにサイード!政府や世論への批判ももちろんだけど、矛先が広くて良い!テンションもちょうど良い感じがした!しかしアメリカって困った国だけど、ブッシュJr時代ってほんとに酷いもんだったなぁ・・・。
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p.20 いかなる神も、いかなる抽象的な理念も、無実の人間を大量に殺戮することは正当化できない。 p.34 わたしたちは、貧困、無知、文盲、抑圧がわたしたちの社会にはびこるようになったことに対する自分たちの責任について考えはじめなければならない。わたしたちはシオニズムや帝国主義...
p.20 いかなる神も、いかなる抽象的な理念も、無実の人間を大量に殺戮することは正当化できない。 p.34 わたしたちは、貧困、無知、文盲、抑圧がわたしたちの社会にはびこるようになったことに対する自分たちの責任について考えはじめなければならない。わたしたちはシオニズムや帝国主義について不満をとなえているにもかかわらず、このような弊害が自分たちの社会に根をはることを許してきたのだ。たとえば、私たちの中の何人が、宗教とは無関係な政治を率直に公然と擁護し、イスラエルや西欧におけるユダヤ教やキリスト教の世論操作を非難するときと同様の真摯で徹底した非難を、イスラーム世界における宗教の利用に対してぶつけてきただろうか?
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パレスチナやイスラムに対するイメージがいかに作り上げられたものなのか、イスラエルの蛮行が何故伝わらないのかについて書いてある。日本のメディアなど全く信頼に足りないと思った。
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イスラエルの基本的立場はユダヤ国家が必要とするものについては一歩も譲らないというものである。すなわち平和と安全の確保である。だが実際のイスラエルの行為はみな平和も安全も保障しないものばかりだ。
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サイードの論文集。特にイスラエル−パレスチナ間の紛争状態に対する提言を中心にしたもので、内容としては9・11以降のアメリカへの批判やイスラエル批判、またアラファト批判を行っています。個人的に「無知の衝突」が興味深い。これから分厚い単行本の「文明の衝突」を読むので、彼の批判を頭の隅...
サイードの論文集。特にイスラエル−パレスチナ間の紛争状態に対する提言を中心にしたもので、内容としては9・11以降のアメリカへの批判やイスラエル批判、またアラファト批判を行っています。個人的に「無知の衝突」が興味深い。これから分厚い単行本の「文明の衝突」を読むので、彼の批判を頭の隅に置きつつ、読み進めて行きたいと思いました。
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戦争の中に潜むプロパガンダに人が如何に騙され、踊らされたのかを知ることで、今に起こる戦争報道を信じないようになる。
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パレスティナ問題について厳しい意見を言っている。それも凄く怒りながら。この本を読むとパレスティナに関して色々知った気になれます。続編3冊くらいあるけどそれも面白いです。相変わらずサイードは怒ってるけど。
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