「都市主義」の限界 の商品レビュー
Ⅰ 「都市主義」の限界 日本人の「歴史の消し方」 「少子化」は問題なのか 情報社会の「人間の幸福」 「田舎暮らしブーム」を考える 「子どもの問題」を考える そもそも歳をとるとはどういうことか 「考えているかどうか」を考える Ⅱ 現代社会の思想と医療 Ⅲ マニュアル時代と倫理 自殺...
Ⅰ 「都市主義」の限界 日本人の「歴史の消し方」 「少子化」は問題なのか 情報社会の「人間の幸福」 「田舎暮らしブーム」を考える 「子どもの問題」を考える そもそも歳をとるとはどういうことか 「考えているかどうか」を考える Ⅱ 現代社会の思想と医療 Ⅲ マニュアル時代と倫理 自殺を放置する「人命尊重大国」 オウム事件と日本思想史 都市型犯罪は予防できる 住民投票を忠臣蔵 昔の人はなぜ隠居したのか 饒舌はものごとの本質を隠す だから私は政治を好まない この国はかたち ミルク騒動に思うこと アフリカの国境線 女ばかりがなぜ強いのか 原理主義vs.八部の正義 あとがき 初出一覧
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都市と田舎の戦いというのはとても面白かった。 現代は、国民総都市人である、という考え方は とてもおもしろい。 確かに、田舎者っていう感じの人は消えてしまっている。
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意識偏重と気付かないほど意識偏重、意識で構築された世界の枠組みだけで物事を考える「都市化」現象への警鐘 を主なテーマとした数本の雑誌投稿(と講演1つ)がまとめられたもの。 養老さんの文章は(本書に限らず)警鐘というよりボヤキ、溜息に近い体をとるので、問題提起としてしっかり受け...
意識偏重と気付かないほど意識偏重、意識で構築された世界の枠組みだけで物事を考える「都市化」現象への警鐘 を主なテーマとした数本の雑誌投稿(と講演1つ)がまとめられたもの。 養老さんの文章は(本書に限らず)警鐘というよりボヤキ、溜息に近い体をとるので、問題提起としてしっかり受け止めることはなかなか難しいかもしれませんが、この「都市化」に関しては一度深く自省する必要があるように感じました。 畑はまったく違いますが、柄谷行人の『日本近代文学の起源』なんかを併せて読むと面白いかもしれません。
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養老氏の本は、はっきり言って、 ズバッと何かを斬ってくれる。言ってくれるということは無い。 そういうのを期待している人は読まない方がいいだろう。 自分自身、都市についてあまり考えたことはなかったが、 都市は、脳化ということが分かったとき、 あっ、そうか。と合点がいった。 そ...
養老氏の本は、はっきり言って、 ズバッと何かを斬ってくれる。言ってくれるということは無い。 そういうのを期待している人は読まない方がいいだろう。 自分自身、都市についてあまり考えたことはなかったが、 都市は、脳化ということが分かったとき、 あっ、そうか。と合点がいった。 それが分かっただけでも、この本を読んだ価値はあった。
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筆者は、日本の戦後を「都市化」の時代だと規定する。 「都市」とは、意識の世界であり、すべて人工物で構築されている。人工物はすべて人間の脳で作られたものであるから、「都市化」は「脳化」とも言える。 そのような立場から、少年犯罪やオウム事件、60年代の大学紛争、教育の問題などに言及...
筆者は、日本の戦後を「都市化」の時代だと規定する。 「都市」とは、意識の世界であり、すべて人工物で構築されている。人工物はすべて人間の脳で作られたものであるから、「都市化」は「脳化」とも言える。 そのような立場から、少年犯罪やオウム事件、60年代の大学紛争、教育の問題などに言及する。 『バカの壁』と内容が重なる部分もある。2冊とも読めば、養老氏持説をある程度整理できるのではないかと思う。
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