いい歳旅立ち の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
阿川佐和子さんの幼少時代から大人になった今に至るまでのエッセイ集。「確認家族」米国で車の免許を取得した佐和子さんのお父さんの運転で、交差点で一時停止、父が「レフチェッ!」叫ぶ。母を含めた全員が左を向き確認した上で「クリアー!」と合唱。続いて父は「ライチェッ!」~阿川家の儀式に佐和子さんは、当たり前のように受け入れていたそうだが友達が同乗して驚き、珍癖の噂が広まったそう。佐和子さんの命名のエピソードとか、阿川一家・佐和子さんの今に至る成長記を、コメディ風に読み知る事ができました。可愛い佐和子さん。 図書館で司書の方に『佐和子さんをもっと知る本』と、無謀な相談をして教えていただいた作品。表紙が佐和子さんの成長をあらわすイラスト。初めて写真家に作家のお父さんと撮られ広告となった貴重なショットも掲載されてます。☆以下、本文より☆『悲劇を悲劇と思わない。わんわん泣きながらどこか頭の片隅で「しめた、書くネタができたぞ」と喜ぶ習性がある。物書きに限った話ではなく、他人に話す話題として悲劇は最もインパクトに富んでいるのである。』
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エッセイ集です。ひとつひとつが短かったので、通勤には読みやすかったです。阿川さんの頭の中を覗いている気分になります。この方は面白いことを考えるなぁと思う一方付き合うにはとても難しそうとも思いました。
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2008年7月8日の「週刊ブックレビュー」で阿川佐和子さんが特集ゲストとして招かれ、「婚約のあとで」という連作小説が取りあげられました。 阿川佐知子さんはこのときに初めて見ました。 阿川弘之さんの娘です。 1953年東京生まれで、インタビュー歴15年で700人ほどインタビ...
2008年7月8日の「週刊ブックレビュー」で阿川佐和子さんが特集ゲストとして招かれ、「婚約のあとで」という連作小説が取りあげられました。 阿川佐知子さんはこのときに初めて見ました。 阿川弘之さんの娘です。 1953年東京生まれで、インタビュー歴15年で700人ほどインタビューしたそうです。 テレビで司会もなさっています。 最近では小説を書かれています。 結婚していないそうですが、結婚に憧れ続けたので、もう結婚する気はないそうです。 「私の作品を取りあげていただいてありがとうございます」の謙虚な第一声に惹かれました。 明るいキャラで、楽しそうに話しているのが印象的でした。 体全体で表現しているのはいいですね。 私より年上で頑張られている方を見ると励みになります。 2008年9月28日に太宰府の九州国立博物館で「国宝天神さま」開催記念トークショーが開かれ、阿川佐和子さんが司会を務められました。 このときに生の阿川さんを始めて見ました。 その予習として、エッセイ集の「いい歳旅立ち」を図書館から借りて読みました。 2002年刊行です。 70編ほどの短いものが収められています。 結婚に憧れ続けたが結婚できなかったこと、父親がいまだに子供扱いすることなどがユーモアを交えて描かれています。 仕事をする女は、「若くてカワイイ女」とて「怖いオバサン」に大別されるそうです。 広島が父の故郷で太田川の支流のほとりで、阿川さんは幼少期に良く泳いだそうです。 阿川さんは護岸工事で自然がなくなっていくのを残念に思われています。 東京都世田谷区の成城に住んでいたことがあるそうです。 散歩に適した町で、緑と桜並木と畑が美しく、見知らぬ人と会話できる町だと絶賛しています。 手帳についても触れています。 日記の代わりに手帳を利用するというのは私と同じです。 父と娘の30年ほど前の写真が載っています。 微笑ましいです。 熟年離婚についても書かれています。 女は家事が好きだと男は勘違いしない方がいいそうです。 勤めていた会社を辞めて自由に生きていきたいと妻に話したら、「私も自由に生きていきたい」と妻が言ったという話が紹介されていました。 健康的なエッセイでした。 他のエッセイや小説も読みたいです。
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