国際弁護士 の商品レビュー
書評ではないが、今月は「自由研究日」が多いのだから、20~30冊は 本を読みたいと考えている。その記念すべき1冊目。 アンチダンピング問題を専門とする弁護士の著書で、ダンピングに 関する手続きの概要や、(主に欧州・~2001年の)実態をまとめたもの・・・ というと、間違いではな...
書評ではないが、今月は「自由研究日」が多いのだから、20~30冊は 本を読みたいと考えている。その記念すべき1冊目。 アンチダンピング問題を専門とする弁護士の著書で、ダンピングに 関する手続きの概要や、(主に欧州・~2001年の)実態をまとめたもの・・・ というと、間違いではないのだが、真ん中1/3くらいに欧州の歴史・文化 の記載がある。正直、あまり興味がなく、言語の共通性などおもしろい部分 以外は流し読みしたが、著者は国際弁護士の素養として必要なものだと 主張するところであり、読了した後は記載に違和感がなくなっていた。 最終章「これからの国際法務」で述べられていることは納得できたが、 4ページだけとは少し寂しい。タイトルから想像したよりもエッセイ的な 要素が強い。著者は当初からそのつもりだったようで、一貫した構成に なっている。その結果、読了後の満足感は今一歩なのだが、もっとこの 部分を書いてほしかったというような要望も出しづらい感覚を覚える。 面白かったし、時間があったのでエッセイもいいんだが・・・ やっぱりタイトルをどうにかした方がいいよ、これは。
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「日本企業の希望を一身に背負い、国際弁護士はブリュッセルへ飛ぶ。 敵は手強いEU当局者たち。 アンチダンピング問題の交渉現場は、知恵と機転と手練手管を総動員した、まさに戦場! そして同時に人間くさい一面も持っている。 国際法務の現場とは? 勝敗を分けるのは何か? 舞台裏も含めたリ...
「日本企業の希望を一身に背負い、国際弁護士はブリュッセルへ飛ぶ。 敵は手強いEU当局者たち。 アンチダンピング問題の交渉現場は、知恵と機転と手練手管を総動員した、まさに戦場! そして同時に人間くさい一面も持っている。 国際法務の現場とは? 勝敗を分けるのは何か? 舞台裏も含めたリアルな最前線を報告する。」 仕事はまさに田村ゼミ!企業対各国の競争当局! でもその仕事内容はめちゃくちゃ泥臭い。接待だって隠蔽だってしちゃいます。リアルだわー。 とりあえず、こういう国際交渉とかしたい! 必要なものは、英語力(20代前半にはマスター必須)、二外、あと専門やるにしても六法の基礎知識と実務を知ること、だそうです。
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