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天使のベースボール(1) の商品レビュー

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文庫OFF

2010/06/06

野村先生の「文学少女」シリーズがあまりに大好きなので、 他の作品にも手を出してみたいと思い読んだのですが… うん、何で「文学少女」がブレイクしたのかよくわかりました。 色々な面で「文学少女」と凄く差がありますね。 「文学少女」は結構「誰の誰による誰のための物語」かが 明確で(...

野村先生の「文学少女」シリーズがあまりに大好きなので、 他の作品にも手を出してみたいと思い読んだのですが… うん、何で「文学少女」がブレイクしたのかよくわかりました。 色々な面で「文学少女」と凄く差がありますね。 「文学少女」は結構「誰の誰による誰のための物語」かが 明確で(1冊1冊を最後まで読んで、という意味を含め)、とても登場人物が 深く書き込まれ、その深さに唸ってしまうのですが、 この作品は浅い。野球であるからして9人は出てくるわけですが、 人物の顔と名前が一致するのがやっと、て感じで、 しかも突飛なキャラの割りに掘り下げが浅いので感情移入しにくい。 強いて言えば主人公・まりあを序盤で振る慶吾が序盤のまりあに放つ 「自主性のない女は好みではないので」に同感したくらい(笑)。 物凄く素晴らしい作品を書かれている先生なので、辛口になりました。 「文学少女」が後に出たんだから、さもありなんですが。

Posted byブクログ