覆面作家は二人いる の商品レビュー
実は高野文子さんのイ…
実は高野文子さんのイラストだったから読みました。軽妙なタッチで書かれた不思議な名探偵に一瞬でほれました。良介さんも好青年でいいし、なぞもいい感じの悪意の混ざり具合でした。
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お嬢様作家が謎に挑む…
お嬢様作家が謎に挑む短編。しかし、表紙も中身も少女趣味。
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★とんでもないことでございます。《お嬢様に気を付ける》んでございます。(p.73) 外の千秋さんもサーベルタイガーというほど恐ろしくはなくキップのいい娘さんという感じ/ミステリ成分は薄いです/千秋さんと良介くんのほのぼのとした交流がメインかと/高野文子さんの挿絵がよいです/刺激...
★とんでもないことでございます。《お嬢様に気を付ける》んでございます。(p.73) 外の千秋さんもサーベルタイガーというほど恐ろしくはなくキップのいい娘さんという感じ/ミステリ成分は薄いです/千秋さんと良介くんのほのぼのとした交流がメインかと/高野文子さんの挿絵がよいです/刺激はあまりないです。 ■覆面作家についての簡単なメモ 【一行目】新妻千秋。ペンネームだとしたら、時代がかった、今時流行らない名前だ。 【覆面作家のクリスマス】岡部良介、新妻千秋さんと知り合う。女子高の寮で殺人事件。 【眠る覆面作家】水族館で原稿料の引き渡し。誘拐事件が起こっていたらしい。《偽物と本物の境なんて曖昧なもんだね》p.143。《うまいなあ。それって、そういう風に生きろっていうことじゃない》p.147 【覆面作家は二人いる】万引き事件。雪絵さんの娘、花絵の怪しい行動。良介と千秋さんアイスクリームを食べる。《薔薇の花には申し訳ないけど、おいしいんだよ。何だか、哀しいな》p.186。《千秋さんはそんな時、実は《引力》というこの世の法則には内緒で、こっそり宙に浮かんでいるのではないか。》p.210 ================================ 【新妻千秋/にいづま・ちあき】世田谷の豪邸に住む御令嬢にして作家。世にも珍しい、内弁慶ならぬ外弁慶。いろいろ天才的。いきなりピアノが弾きたくなったので買ってきて三ヶ月で人の心を打てるようになるし、格闘技の心得もあるようだ。一を聞いて十を知るタイプで推理力もすごい。ペンネームの姓は「覆面」、名は「作家」。 【岡部良介/おかべ・りょうすけ】編集者。千秋さんの担当となる。双子の兄の優介は警視庁の刑事。 【赤沼/あかぬま】新妻家の執事。どちらかといえばボクサー崩れという感じのいかつい男。 【大島】同僚。編集部の部屋で大ケガをする。 【岡部優介/おかべ・ゆうすけ】警視庁の刑事。捜査内容を弟に漏らしまくる。 【左近雪絵/さこん・ゆきえ】先輩編集者。いい作品を見分ける嗅覚がすごい。嫌な仕事を他者に振り分けるのも上手い。姉は雪絵、娘に花絵という名前をつけ「雪月花」を完成させた。 【女子高】岡部家のお隣さん。全寮制のお嬢さま学校として独自カリキュラムで高品質の教育を行っており評価は高い。単位的にカバーできない部分があるので正式な高校ではないが全員に大検の資格を取らせており進学率も高い。三十人のクラスが各学年四つある。全校生徒数三百六十人ということか。学費高そう。両家の娘ばかりのようだ。制服もセンスがいいらしい。 【推理世界】新妻千秋が応募してきた雑誌。 【世界社】千秋さんの本を出している出版社。 【田代】新妻家の運転手。 【月絵】左近雪絵の姉。ガードウーマン。 【真美/まみ】いちばん若手の編集者。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【あらすじ】 姓は「覆面」、名は「作家」―本名・新妻千秋。天国的な美貌を持つ弱冠19歳の新人がミステリ界にデビューした。しかも、その正体は大富豪の御令嬢…ところが千秋さんには誰もが驚く、もう一つの顔があったのだ。 【感想】
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面白かったです。千秋嬢の“外弁慶”な性格や、編集者の良介が刑事である優介と双子であること等、設定が面白く、良介と優介の会話に笑ってしまいました。『覆面作家のクリスマス』は殺人事件ですが、他の2作は身近な事件・謎で北村さんの得意とするところなのかなぁと思いました。
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借りてきた猫の千秋お嬢様もサーベルタイガーの千秋ちゃんも可愛い。事件・推理の内容は取り立てて言うことなし。リョースケや優介たちキャラが際立っていてその点は楽しめました。
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このシリーズを読み忘れてた。 日常の謎を、面白くさわやかに(笑)解いて行くお話です。 サクッと読了。
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編集者に送られたきた原稿の主の正体を探るべく 自宅まで赴いた編集者。 相手は驚きの連続の塊のような人、でした…w いやでもこれは編集者の方も驚きの人、ではないでしょうか? 兄の職業使ってるし…いやでも、まったく嘘はついてないです。 相手の勘違いに付け込んでいるだけで。 しかし連...
編集者に送られたきた原稿の主の正体を探るべく 自宅まで赴いた編集者。 相手は驚きの連続の塊のような人、でした…w いやでもこれは編集者の方も驚きの人、ではないでしょうか? 兄の職業使ってるし…いやでも、まったく嘘はついてないです。 相手の勘違いに付け込んでいるだけで。 しかし連れまわっていいものでしょうか??w 最初以外は人の死なないミステリー。 という事は、日常もの、として考えていいのでしょうか? ピアノ型のケーキ、食べてみたいですw
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千秋さんの可愛らしさを楽しむ話。文章のテンポは良いのですが、円紫さんシリーズと比べると、ちょっと日常から離れているような・・・。まぁ、そこが楽しいのですが。高野文子さんのイラストも可愛いです。
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図書館で目にとまった本。話の内容自体は好きなのだが、なんだか読みづらい。 千秋さんの言葉遣いの所為かな。 書かれた時期に読んでたらもっとしっくりきたかも。 次を読んだときには気にならなくなると思うけど
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