1,800円以上の注文で送料無料

殺人者はそこにいる の商品レビュー

3.7

32件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2016/12/24

2016.12.24 ノンフィクションを読んだのは久々。 身勝手な犯行が詰まってました。 ここまで他人に酷い事をしてまで自分の欲を突き通すか…と思うが、 こんな犯人達も同じ人間。 自分や自分の周りの人も何かあればそうなってしまうのかもしれない。

Posted byブクログ

2015/08/05

無期懲役とは。終身刑とは。死刑とは。 更生を期待をしたいが、田代まさしの一件などを見ると、一度罪を犯した人間が根っこから変わるとは思えない。ごまかして生きるか、フリをして生きるかじゃないかな。 この本を読むと、死刑やむばしという気がしてくる。無期懲役といいつつ、出てきたあとに...

無期懲役とは。終身刑とは。死刑とは。 更生を期待をしたいが、田代まさしの一件などを見ると、一度罪を犯した人間が根っこから変わるとは思えない。ごまかして生きるか、フリをして生きるかじゃないかな。 この本を読むと、死刑やむばしという気がしてくる。無期懲役といいつつ、出てきたあとに遺族に復讐するなんて、狂気です。刑務所で更生どころか歪んだ感情を増幅させて出てきちゃう。 全員が全員そうではないけど、偏見で犯罪者を見てはいけないけど、大多数は更生しないと思う。 各章で異常殺人が取り上げられている。未解決だったり、解決済みだったりさまざまだが、死刑制度についてアメリカと日本の違いなど、考えさせられる一冊。 ここ最近遅読だと気づいた私は3日で読んだ。本編308P

Posted byブクログ

2015/06/01

どれも遣る瀬無い事件ばかり。 ただ、そこに居たがため、通りかかったがため、 近所に居たがために、まったく不本意に巻き込まれた被害者の方を思うと、遠いことに様で他人事では無い。 こんなのって、ほんとうに恐ろしい。

Posted byブクログ

2015/05/31

罪のない人が余りにも簡単に日常を壊されてしまうことへの恐怖を知る。 性善説では語れない、凶悪な事件とその分析レポート週。 自分の身を守りながらどう生きていけばよいかを考えさせられる一冊。

Posted byブクログ

2015/02/23

〈目次〉 第一部 「未解決事件」の死角で殺人鬼が息を潜める 第二部 修羅たちは静かに頭を擡げ出す 第三部 暗き欲望の果てに亡者が彷徨す 第四部 男と女は深き業に堕ちて行く 〈内容〉 未解決事件や陰惨な事件が続く。が、覚えているものは少ない。我々はもう刺...

〈目次〉 第一部 「未解決事件」の死角で殺人鬼が息を潜める 第二部 修羅たちは静かに頭を擡げ出す 第三部 暗き欲望の果てに亡者が彷徨す 第四部 男と女は深き業に堕ちて行く 〈内容〉 未解決事件や陰惨な事件が続く。が、覚えているものは少ない。我々はもう刺激に慣れすぎてしまっているのか…

Posted byブクログ

2015/02/19

実際に起きた13の事件のルポ。テレビのニュースや新聞では語られない部分まで踏み込んであって興味深い。特に「自殺実況テープ」はヤバい。読んでると何かに乗り移られそうになる。

Posted byブクログ

2014/10/19

理解できない非情な殺人から、猟奇的な未解決殺人事件まで。 未解決の中には、容疑者にまで辿り着いたが不起訴となったものも。 世の中には多くの未解決事件があるが、この本のように改めて事件を振り返っているものを読むと、闇に潜む危険に背筋が寒くなる。 2014.10.19

Posted byブクログ

2014/05/31

★「殺人者はそこにいる』新潮45 読み終わったあとにあらためて、”殺人”という言葉を見つめていると、「越えてはいけない、本能的快楽の領域。それが、誘い込む罠」の様なものを想像することができる。猟奇的なとか、異常なとか、凄惨なとか、どんな形容もそれは、それを見た者、聞いた者の結果的...

★「殺人者はそこにいる』新潮45 読み終わったあとにあらためて、”殺人”という言葉を見つめていると、「越えてはいけない、本能的快楽の領域。それが、誘い込む罠」の様なものを想像することができる。猟奇的なとか、異常なとか、凄惨なとか、どんな形容もそれは、それを見た者、聞いた者の結果的な感情でしかない。この本に取り上げられている、殺人者の生い立ち、殺人のシーンを、殺人者の発する言葉を、それぞれの事件に応じて、殺人者の側になりきって、読んでみると、やはりそこには”殺人の甘美に強い衝動”があり、それに抗いきれない、”生きる熱い衝動”の欠如がある。一度この甘美な感覚を味わってしまうと繰り返される連続殺人、それは、「一人も二人も同じだから」というテレビドラマの殺人者が吐く言葉を強がりにしか聞こえななくさせるため。”人間の社会”を誕生させた際の”掟”『禁忌』を破る行為に匹敵する。我々は、いつ自分が殺人者になり得るかもしれないという、恐怖をもつことにはなかなか想像力が及ばないが、それは、”人間社会”ができたときから、人間が作り上げてきた知恵そのものであり、人間としての本能にも刷り込まれている。しかし、爬虫類脳(人間の持つ古い脳)は自ら生存のために、それを甘美な快楽として感じる様な仕組みになっているのかしもれない。 だとしたら、そのことを知ったうえで、それを遠ざける振る舞いをするための社会の仕組みをこれからも、作り上げていくしかないが、何処かでその網から抜け落ちる可能性があることも、了解しておかなければならない。それが社会の宿命なのかもしれない。

Posted byブクログ

2013/10/21

臨月妊婦…昔何かで読んで凄まじいと思った。そして今回…やっぱ凄まじい…。 自殺実況も凄いな…読んでるだけでも怖かったのに、聴いて起こすなんて絶対無理無理!!怖すぎる!!

Posted byブクログ

2012/09/22

これはヤバい。 近年発生した猟奇的殺人事件、未解決事件を 丹念に取材したノンフィクションルポ。 マニア向けというほどではないが、 相当エグイので読むのに覚悟は必要。 特に、人を殺めたにも関わらず無期懲役判決を受け、 仮釈放中に逮捕関係者を復讐と称して惨殺した殺人鬼...

これはヤバい。 近年発生した猟奇的殺人事件、未解決事件を 丹念に取材したノンフィクションルポ。 マニア向けというほどではないが、 相当エグイので読むのに覚悟は必要。 特に、人を殺めたにも関わらず無期懲役判決を受け、 仮釈放中に逮捕関係者を復讐と称して惨殺した殺人鬼などの 『無期懲役』という量刑の不条理をあばいた 「『無期懲役』で出所した男の憎悪の矛先」 の項は圧巻。 死刑制度の存続と量刑相場の見直し、 この2つの必要性を感じずにはいられない。 加害者の人権が過剰に保護される狂った国において、 国民の大半が死刑制度存続を支持するという健全な思想を 保ち続けていることは唯一の明るい材料だと思う。 「国際化」 の名の下に 死刑制度廃止や刑罰の軽量化が 進むことがないよう、強く願う。 文化の土壌も思想の形成過程もすべてが違う欧州諸国に、 日本が追従する理由など何ひとつないのだから。 続編購入決定。

Posted byブクログ