1,800円以上の注文で送料無料

左手首 の商品レビュー

3.3

4件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2018/11/12

騙し合いの7つの短編作。 ・内会(ないがい) ・徒花(あだばな) ・左手首 ・淡雪 ・帳尻 ・解体 ・冬桜 深町班なども少し出てきますが、多くは詐欺や恐喝を働こうとする犯人の視点で描かれています。 内容は堅気が行う賭場や、事故車の裏事情など・・・ どれも...

騙し合いの7つの短編作。 ・内会(ないがい) ・徒花(あだばな) ・左手首 ・淡雪 ・帳尻 ・解体 ・冬桜 深町班なども少し出てきますが、多くは詐欺や恐喝を働こうとする犯人の視点で描かれています。 内容は堅気が行う賭場や、事故車の裏事情など・・・ どれも欲をかきすぎて最後には痛い目を見ると。。。 大阪弁の軽快なリズムと、筋者の独特な雰囲気といい、黒川ワールドが充分に味わえます。

Posted byブクログ

2016/07/19

黒川博行による、犯罪短編小説集。 いつも通り、倫理観の欠けた登場人物たちの思考がよい。少し考えると非現実的なほど浅薄だが、冷淡で淡々とした書き口がリアリティを生むのだと思う。 また、舞台や悪さの手口にレパートリーがあって、毎回楽しくなる。見せ方も、犯行側と捜査側を分けたり、時系列...

黒川博行による、犯罪短編小説集。 いつも通り、倫理観の欠けた登場人物たちの思考がよい。少し考えると非現実的なほど浅薄だが、冷淡で淡々とした書き口がリアリティを生むのだと思う。 また、舞台や悪さの手口にレパートリーがあって、毎回楽しくなる。見せ方も、犯行側と捜査側を分けたり、時系列を前後させたりと様々。展開はある程度定型であるものの、各話にそういった色があるのも魅力。 規則性と不規則性を持って短編を紡げる作家は、読み飽きない。 3+

Posted byブクログ

2011/09/09

破滅する小悪党を描かせるとホントにうまい。自然に読める。人間そんなに難しいこと考えて行動するわけじゃないし、破滅するわけでもない。だらだら、踏み外していくだけ。

Posted byブクログ

2011/09/06

バブリーな車が好きだなと氏の作品を読むたびに思う。氏のキャラクター構築の基本形的人物が次々に登場して、期待を裏切らない。腐っているという表現にピッタリだ。

Posted byブクログ