双樹に赤 鴉の暗 の商品レビュー

高里椎奈(著者)

2009/10/07

薬屋がシリーズ一巻当初の「深山木薬店」に居を構える前の、引越しにかかる一年程の期間。
リザベルがいて、蔵木がいて、秋は相変わらずのマイペース。そして今日も、勘違いした噂を聞きつけ客が店を訪れる。
双子はやっぱり悪魔だったんだろうか。最後の最後でちょっと救われる、心温まると同時に人間の醜さも思い知らされる話です。

2009/10/04

080127貸出。080205読了。
子鬼のカブとアルが秋たちと関係してるのかと思えばそうでもないし！
秋がアリスって（笑）
あいかわらず、高遠さんがいい感じに眠そうで鋭い!いい後輩ができてヨカッタネ（苦笑）

2010/04/03

薬屋探偵シリーズ第９弾：

悪戯好きの子鬼、カブとアル。
うだつの上がらないサラリーマン・唐沢は、
揶揄われながらも二人との同居に幸せを感じ始める。
一方、上流坂署刑事・高遠は、貴金属店泥棒自殺事件の
報告書を纏めるうち、得体の知れない蟠りを覚え…。
時は移ろい、事件は繰り返されようと、変わらぬ真実もある。

前作がヨーロッパに旅立つ前で、今回は帰国後のお話で
ビルの谷間のプレハブ小屋から久我山へ引越し作業を
してるシーンから話が始まります。
薬屋さんが占いの館？で秋がアリス？
現在と過去を行ったり来たりするので混乱するかも？
薬屋さんシリーズをこの本から読むのはお勧めできないです。

小鬼のカブとアル・・・
サラリーマン唐沢とのやり取りは微笑ましくもあったけど
同じく小鬼と呼ばれてたイェンリイとはエライ違いだ。
今回の事件は高遠が頑張ってました。
秋とリベザルは座木の大切なガラス細工のことで悪戦苦闘。

人間が夢か幻のような感じで思い出を辿っている時
昔と変わらない姿で登場して驚かすシーンがいいなぁ〜
前に秋が春と呼ばれていたときも、似た様なことあったよね。
「僕はアリスじゃないよ」と言われてもアリスみたいだぁ

今回も良いセリフがありました♪
「正義って本当は自分の中に持ち続けるもので、大切なのは
自分が己の正義を裏切らないって事じゃないのかな」ｂｙ秋＆高遠

「未練は未来に託せるが、後悔は過去に縛られるだけだ」ｂｙ高遠

「不満が多くて・影響を受けやすくて・思い込みが強い
　そういう人間は小石みたいに幾らでも転がってるんだ」ｂｙカブ＆アル

2009/10/07

　薬屋探偵シリーズ第９巻。薬屋さんは引越し。座木が大切にしていたと思われる赤い硝子の蝶が入った鳥籠が壊れてしまい、座木の料理がおかしなことに。硝子細工をなんとか直そうと奔走する秋とリベザル。紙コップ会社の営業、唐沢は悪戯好きのカブとアルに出会う。上流坂署の新入り、来多川は高遠が気に入らない。高遠は貴金属店泥棒自殺事件に気になる点を見つけ、再捜査する。犯罪の習慣性に関する話。
　とにかくよくわからなかった！時間軸が違う？もう１度読んだら理解できるかなぁ。唐沢・カブ・アルの３人は憎めない感じだなと思いました。「不満が多くて、影響を受け易くて、思い込みが強い。そういう人間は小石みたいに幾らでも転がってるんだ」というのが印象的でした。

2009/10/04

薬屋9冊目。複雑な構成した内容だった覚えがあるです。秋をアリスって呼んだおじさん。そしてどんなに経っても「物語」って言うのは老いる事がないから、まさに秋は色んな意味で「アリス」なんだなぁ、って思いました。

2009/10/04

悪戯好きの子鬼達と彼らに取り込まれていくうだつの上がらないサラリーマン。１５年の時を隔て、事件は繰り返されるが、変わらぬ真実もある。

2009/10/04

薬屋さんがあんまり出てなくて･･･寂しい(笑
友達が前に、秋は「アリス」みたいだ、とか言っていて本当にアリスって表現されててびっくりしたり。

2009/10/04

友人いわく、「薬屋シリーズ第一部完」らしいです。たしかに引っ越し準備してました。
あれですね。
人の心の隅をつつくような妖怪って久しぶりに見ました。悪意って伝染するものなんですね。
あるいは、善意が磨耗するものなのか。
軽犯罪はストレスが元凶であることがままあり、うまく周りに溶け込めない人なんかは、そうでもしなきゃやっていけないのやもしれません。不器用で他に術を知らないから。
でも悪いことには違いないんですけど。
主婦に多いとは聞きますが今回はサラリーマンたちでした。一人暮らしってやっぱつらい…つか、淋しいのかもしれません。
新キャラの來田川さんがオバカで好きでした。単純で裏表なくて、見ててすごく楽しい。

ほのぼのとは言い難い内容だったのに、ほのぼのしてた気がするのはなぜでしょう(笑)

2009/10/04

薬屋探偵シリーズ９。
話が点在してて、しかも主役はおっさん(汗。秋がどこかの詐欺っぽい占い師みたいで一風変わった巻。探偵要素はあんまりなかった気がします(＞_＜)

2009/10/04

人間の中に入り込んで生活をする妖怪3人が、妖怪が関わる事件を解決していくちょっと変わったお話。ミステリーというよりは物語といった感じ。オススメ！