葡萄物語 の商品レビュー
山梨のぶどう園に嫁い…
山梨のぶどう園に嫁いだ平凡な女性が、ある日偶然の出会いを経て東京の編集者と恋におちる話です。林さんが描く都会のキャリアウーマンや女子大生話も好きですが、こちらも「ごく普通の女性」の平凡な生活がリアルに描かれています。結婚して初めて他の男性を想ってしまう女性の心の戸惑いトキメキ。そ...
山梨のぶどう園に嫁いだ平凡な女性が、ある日偶然の出会いを経て東京の編集者と恋におちる話です。林さんが描く都会のキャリアウーマンや女子大生話も好きですが、こちらも「ごく普通の女性」の平凡な生活がリアルに描かれています。結婚して初めて他の男性を想ってしまう女性の心の戸惑いトキメキ。そして姑に対する後ろめたさ、同級生との確執、旦那への不信・・こんなことってあるなあと思います。しかしその儚い恋の行く末は・・・最後は自然と涙がこぼれ落ちました。
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平凡な結婚生活を送る…
平凡な結婚生活を送る夫婦がお互いに違う相手に惹かれて行くお話。
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林真理子さんにはめず…
林真理子さんにはめずらしい地味なオンナを描いています。切ない物語です。
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程よい距離感と入り込みやすい感情描写で、登場人物の生活と自分がかけ離れていても(時代もかなり離れていてピンと来ない描写も)、さらさらと読めて楽しい。 結婚して家庭に入ることが、女性のひとつのなにか通過点だとは思うけれど、それが幸せかなにかは自分が決めること。
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普通に泣いた。感情移入した。 映子の全てが切なくて自分だと思うと辛すぎだ あと、渡辺さんと結ばれるときの描写が素敵だった、、私も自分を綺麗だと自信をもてるぐらいにしてくれるオトコにであいたいんですが。 こんな切ないドラマチックな恋をすることは多分ないだろうけど、恋愛をする限りど...
普通に泣いた。感情移入した。 映子の全てが切なくて自分だと思うと辛すぎだ あと、渡辺さんと結ばれるときの描写が素敵だった、、私も自分を綺麗だと自信をもてるぐらいにしてくれるオトコにであいたいんですが。 こんな切ないドラマチックな恋をすることは多分ないだろうけど、恋愛をする限りどうしようもなやりきれない気持ちと、恋愛が上手くいかないときの自分もう生きていけないんじゃないか感を味わうと思うと鬱。。映子、素敵な恋して人間的にも強くなったけど、絶対経験したくない。
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20年前の田舎の主婦のお話は自分にとってはファンタジーくらい知らない世界。 ご近所のゴシップが主な話題の閉鎖的な女社会。 ちょっと出かけるにも姑への言い訳が必要な生活。 そんな中の不倫にしては、激ピュアなラブストーリーなのでは。
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話は普通なんだけど、文章がくどく、主役に最後まで感情移入できず。300ページあれば普段なら少しは登場人物に愛着が沸くんだけどな。。ずっとどっちつかずで結局は夫婦をやり直す選択。これがリアルな姿だというなら、私が未婚者だから理解できないだけなのかもしれないけど、とりあえず不倫ものは...
話は普通なんだけど、文章がくどく、主役に最後まで感情移入できず。300ページあれば普段なら少しは登場人物に愛着が沸くんだけどな。。ずっとどっちつかずで結局は夫婦をやり直す選択。これがリアルな姿だというなら、私が未婚者だから理解できないだけなのかもしれないけど、とりあえず不倫ものは合わないのかな。古典作品の不倫ものなら面白いんだけど。
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・10/6 読了.このタイミングにまさに山梨が舞台のこの本に出会うなんて運命を感じざるをえない.登場人物の死によって物語はなんとなく無難な未来を予感させて終わってるけど、現実は小説よりも奇なりとなる可能性もあるよな.
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脳科学者の人が言っていた。人間は一番大切なものは自分であり、結婚はリスクが伴うため恋愛という甘い感情がないとそのリスクの中に飛び込めないのだというようなことを。だから恋する気持ちは遅かれ早かれ必ず冷めると。 夫がいて他の男性を好きになったら苦しい。でも長い人生、夫以外の人を好き...
脳科学者の人が言っていた。人間は一番大切なものは自分であり、結婚はリスクが伴うため恋愛という甘い感情がないとそのリスクの中に飛び込めないのだというようなことを。だから恋する気持ちは遅かれ早かれ必ず冷めると。 夫がいて他の男性を好きになったら苦しい。でも長い人生、夫以外の人を好きにならないことの方が難しい。理性があるけど結局は性的なことでは他の動物とさほど変わらない気がする。
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自分の人生これでいいのか、田舎に住む子供のいない主婦の閉塞感みたいなものはひしひしと伝わった。 最後までどうして渡辺がそこまで映子に惹かれたのかは謎だったけど。 テレフォンカードとか、モーテル、赤いソアラとか出て来る単語が古くて一体いつ書かれたものかと確認してみたら1998年のも...
自分の人生これでいいのか、田舎に住む子供のいない主婦の閉塞感みたいなものはひしひしと伝わった。 最後までどうして渡辺がそこまで映子に惹かれたのかは謎だったけど。 テレフォンカードとか、モーテル、赤いソアラとか出て来る単語が古くて一体いつ書かれたものかと確認してみたら1998年のものでした。 携帯がそろそろ普及し始めた頃かな? まだお互い手紙を出し合ったり、メールや携帯がない頃の秘め事の方がどきどきするかもとちらりと思った。
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