幻の大戦果・大本営発表の真相 の商品レビュー
太平洋戦争末期の昭和19年秋に台湾沖航空戦で、大本営は日本軍は大戦果を挙げたことを伝えた。しかし、その多くは誤認によるものであり、ほとんど戦果を挙げられなかった。逆に日本軍は航空機の多数を失ったが、その事は伏せられたままだった。誤認、希望的観測、楽観的解釈など大戦末期の大本営の情...
太平洋戦争末期の昭和19年秋に台湾沖航空戦で、大本営は日本軍は大戦果を挙げたことを伝えた。しかし、その多くは誤認によるものであり、ほとんど戦果を挙げられなかった。逆に日本軍は航空機の多数を失ったが、その事は伏せられたままだった。誤認、希望的観測、楽観的解釈など大戦末期の大本営の情報操作について考察する。 この本を読むと、大本営的精神は現代の企業においても生きていると思う。当時と何も変わっていない。逆に言えば、大本営という組織では、この精神がないと務まらなかったのかもしれない。
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