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「荒ぶる」復活 の商品レビュー

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2013/09/26

清宮さんの著作、ということで手にしました。 ラグビーのことは全く知らない私ですが、清宮さんの熱のいれ方というか、考え方がよく出ている本でした。 ただ、もうちょっと哲学的なものがあるとよかったなーというのが正直なところです。

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2013/09/15

2000年代初頭、低迷していた早稲田ラグビー部の監督に就き、早稲田を大学日本一に導いたときのことを書いた本。 私もラグビーが好きなので、清宮監督時代のことはよく覚えている。 少し薄笑いを浮かべたような表情でグランドを見つめ、そしてチームはいつも勝つ。 その裏には、緻密な作戦と、部...

2000年代初頭、低迷していた早稲田ラグビー部の監督に就き、早稲田を大学日本一に導いたときのことを書いた本。 私もラグビーが好きなので、清宮監督時代のことはよく覚えている。 少し薄笑いを浮かべたような表情でグランドを見つめ、そしてチームはいつも勝つ。 その裏には、緻密な作戦と、部員全員が団結して一つの目標へ向かうようにモチベーションを上げさせる秘策と、一方で個々の部員に対して厳しいことを言わなければならないときの気の使い方、けがに対するフォローなど、全てに対して目を配り、優勝して当然だという環境を作り上げることを目的としたコーチの選出と、何よりも清宮監督の「絶対勝てる」という強い信念があった。 今年は久しぶりに、学生ラグビーに注目したくなった。 清宮監督はもういないけど。

Posted byブクログ

2009/10/04

早稲田ラグビーをわずか2年で日本一に押し上げた清宮監督の本。 理論的にも精神的にもチームを強化したその改革が描かれている。 理論的に強化することは今の時代大事なことだ。 それをスポーツ界で清宮監督が断行したからそれが成果として表れたと感じる。 精神的にも「俺たちはやれるんだ!やる...

早稲田ラグビーをわずか2年で日本一に押し上げた清宮監督の本。 理論的にも精神的にもチームを強化したその改革が描かれている。 理論的に強化することは今の時代大事なことだ。 それをスポーツ界で清宮監督が断行したからそれが成果として表れたと感じる。 精神的にも「俺たちはやれるんだ!やるんだ!」というものを作り上げたことは大切なことだと思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

私が学籍を置いていた頃、ラグビー部は弱かった。弱いとは言っても関東では強豪であることには変わりなかったが、早稲田大学ラグビー部である以上、少なくとも対抗戦を制せなければ弱いということになる。  そんな冬の時代の早稲田に清宮氏が監督として登場し、早々に日本一を目指せる集団を作り...

私が学籍を置いていた頃、ラグビー部は弱かった。弱いとは言っても関東では強豪であることには変わりなかったが、早稲田大学ラグビー部である以上、少なくとも対抗戦を制せなければ弱いということになる。  そんな冬の時代の早稲田に清宮氏が監督として登場し、早々に日本一を目指せる集団を作り上げ、あっという間に日本一となる。この本の主題はなぜ早稲田大学ラグビー部は一瞬にして強くなったのかということに尽きるだろう。  日本人はきっと伝統というものが好きだ。それはスポーツにおいても当てはまることであり、古豪と呼ばれるようなチームには若者には意味の分からない伝統が山ほどある。90年代後半の早稲田大学ラグビー部はまさにそんな伝統にがんじがらめにされ、身動きが取れなくなっているチームの代表であったように思われる。  そこに清宮氏は現れる。清宮氏は最新の設備が整ったトレーニング施設を整え、最新の戦術で最高に合理的な練習を取り入れ、選手の意識を改革し、チームを真の戦闘集団へ作り変えていく。  ただその中で私が最も清宮氏のすごさ感じたところは、最新のものすべてを取り入れながら、いままで足かせになってきた伝統を捨てず、それまでも利用して集団を統率したことにある。もし私が同じ状況で監督になったら、過去の遺物をすべて捨て、合理性だけを突き詰めてしまっただろう。それに対し、清宮氏は時にはグランドを有無を言わさず何十周も走らせたり、泣きながらダミーにタックルさせたりすることでチームの結束を固めた。  伝統なんてくそくらえだと僕は今も思っているが、そこに目をつむり、利用しない理由はどこにもない。人は往々にして、特に私はいつも、何か古い伝統のような多くの人がこだわってきた物を捨て、より合理的だと考えられる新しいことを始めたとたん、その新たに始めたことにこだわり、過去のこだわりの有用な部分まで見えなくなってしまう。最終的に大切なのは勝つことだ。何かにこだわれば合理性は自ずと損なわれるのかもしれない。

Posted byブクログ