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ゴサインタン の商品レビュー

3.7

35件のお客様レビュー

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40近くになっても旧…

40近くになっても旧家の農家を嗣がなくてはならないという条件が災いし、嫁がもらえない結木。最後の手段、ネパール人とのお見合いで、ひとりの女性と結婚。そのは女性が徐々に不思議な力を発揮しはじめる。篠田節特有の重たいテーマです。きっとああたも考えさせられる1冊だと思います。

文庫OFF

すべてをなくすのは爽…

すべてをなくすのは爽快? 苦痛? 気楽には読めないので、覚悟が必要ですが、読んでよかった一冊です。

文庫OFF

大事な事ってなんだろ…

大事な事ってなんだろうと?と考えてしまう本でした。

文庫OFF

◎!

代々続く豪農の跡取り・輝和。幾度見合いをしても失敗、結局ネパールから花嫁を迎えることに……。壮大な物語は、そこから始まった。そして、全てを失ってから、輝和がたどり着いた場所。「赦し」とは、なんだろう……。

mari104

2019/06/24

6月-18。3.0点。 農業を営む地主の次男が主人公。家を継ぐが、嫁不足のためネパール人女性達と集団見合い。 結婚するものの、不思議な減少が続き、妻は家出してしまう。 前半は主人公のまごつきと、嫁の不可解な行動でなかなか読み進まず。後半は一気読み。 ラストは良かったね。

Posted byブクログ

2018/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

篠田節子ブームの中で読んだ、たぶん初の長編。 長いけど、一気に読めます。 読んでから、だいぶ時間経ってるので、登場人物名とか キレイさっぱり忘れちゃってますが。 地方の農村の旧家の跡取りが、発展途上国(ネパール?)から 嫁さんを「買って」くるところから始まる、 なんだろう、破壊と再生の物語なのかな。 この買われてきた嫁さんが、この旧家を滅ぼしていくんですよ、 なんか、神がかり的な力を得て。 「買った」はずの姑や旧家の次男(長男は海外在住で家督放棄)が 次第に従属する立場になり、ついに土地家屋財産全て擲って 帰国した嫁を追って、ネパール?に行っちゃう。 この文庫版の表紙の神の山に象徴されるような、なんというか 神々しい、祝福された再生のイメージで物語は終わります。 途中の旧家が滅ぼされていく過程や、主人公の跡取りが転落? 没落?していく様子、ネパールに入ってから辛酸をなめる様子、 なんか、「ざまあぁぁぁ!!!」ってかんじで、爽快でした。 私が女だからかな。 いろいろ社会的な問題点とか、提起されているのかもですが、 そんな構えなくても、ごく下世話に読んでも楽しかったです。 他人の不幸は蜜の味。 でも、これはハッピーエンドですよ。

Posted byブクログ

2016/11/03

篠田節子さんの本を読みあさって何冊目か。チベット辺りの宗教的な内容と、何もかも失って行く、追いつめられて行くような定型パターン。 「弥勒」と似ている感じもするし、「仮装儀礼」にも似ている気がする。 そして私は今回の物語は最終的には純愛じゃないかなと解釈した。 ちょっと違うパター...

篠田節子さんの本を読みあさって何冊目か。チベット辺りの宗教的な内容と、何もかも失って行く、追いつめられて行くような定型パターン。 「弥勒」と似ている感じもするし、「仮装儀礼」にも似ている気がする。 そして私は今回の物語は最終的には純愛じゃないかなと解釈した。 ちょっと違うパターンも読んでみたいものです。 当分、篠田さんはもういいかな。 激動のストーリーにちょっと疲れました。

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2016/07/02

大きな農家の長男が、ネパールの女性と結婚します。 この男、最悪です。仕事と周りとの付き合いなどはこなしますが…妻の出身地ネパールがどこにあるのかも分からず、妻の気持ちなど考えず腹が立つこと間違いなし。 彼女がそうなったのは、素質もあったのでしょうが、追い詰められたからだと思います...

大きな農家の長男が、ネパールの女性と結婚します。 この男、最悪です。仕事と周りとの付き合いなどはこなしますが…妻の出身地ネパールがどこにあるのかも分からず、妻の気持ちなど考えず腹が立つこと間違いなし。 彼女がそうなったのは、素質もあったのでしょうが、追い詰められたからだと思います。 この話はどこにむかってるんだろう?どうするつもりだろう?と思いつつ読んでいきました。 最高は、どこにあるのかも分からなかった地。

Posted byブクログ

2016/05/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

農家の跡取り息子がネパール人の妻を娶ったことから始まる人生の転換を、宗教や異文化への理解を通して描く物語です。 主人公が没個性的であるため、読者が世界を見る媒体としての役回りと割り切るまでは読み進めることに苦労しました。 全体として細部の取材が行き届いていることから確かな現実感あり、主人公が経験する壮大な断捨離は物語の中でしか味わえないなかなかの衝撃がありました。 現代日本の生活も、宗教の功罪も、途上国の現実も相対化して提示する作者の姿勢は誠実で好感が持てます。 居場所探しとしてはあまりにスケールが大きいため真似できるものではありませんが、自らの立ち位置を見直すには、いい機会となるかもしれません。

Posted byブクログ

2016/02/26

ストーリとは関係ないけど、 心に病を持った人、浮浪者のような生活をしている人、人生に疲れた人、そういう人たちを受け入れる質素な生活を行う集団いいと思う。それで、そこで暮らしていく中で贅沢な暮らしがしたくなったり、新たな目的を持って生きていきたくなったりした人はそこを出ていく、とい...

ストーリとは関係ないけど、 心に病を持った人、浮浪者のような生活をしている人、人生に疲れた人、そういう人たちを受け入れる質素な生活を行う集団いいと思う。それで、そこで暮らしていく中で贅沢な暮らしがしたくなったり、新たな目的を持って生きていきたくなったりした人はそこを出ていく、というようなコミュニティ面白いとおもう。

Posted byブクログ