どんどん橋、落ちた の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
最初の2話は面白かったし、確かに映像化できない叙述トリック。でも3話目からだんだんキツくなってきて、4話目はこれでもかの不幸の仕打ちになんかやり過ぎな気がして、ファンタジー要素というか「あちら」「こちら」という無理な設定もちょっと…。5話目は犯人が分かってしまったけど、名前言わないとダメとかそこまで必要だったのだろうか? 途中途中ある、ミステリー書く上での掟みたいなのがしつこくなってきて、そんな何度も要らないと思ってしまった。単純な犯人当ての短編で良かったのに… あと、終わり方も難しいや。 全体を通して、動物虐待ものはやはり辛い。 途中出てきたU山さん、迷路館ではちょっとカッコよく書かれてるのに、実在の彼はこんな感じなのガッカリ(これも物語上の演出だとは思うけどw) 「安くで」って方言なのか。意味分からなくて調べた。
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「犯人当て」作品の、なんと面白いこと。ミステリー好きとしてはとても楽しかった。特にあの一家の崩壊の話は「これは問題作では」と思いながら、楽しんでしまった。与えられた情報から単純に犯人…を推理する、この手の小説にまた出会ってみたい。
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どんどん橋落ちた 2022年10月30日読了 綾辻行人の短編集。 長編ものしか読んだことなかったから、新鮮で面白かった。 短い中にもヒントが隠されまくっているにも関わらず、 一語一語まで考え抜かれた巧みな文章に、相変わらず騙されまくりました。 真相を知れば「なるほど!」と納得...
どんどん橋落ちた 2022年10月30日読了 綾辻行人の短編集。 長編ものしか読んだことなかったから、新鮮で面白かった。 短い中にもヒントが隠されまくっているにも関わらず、 一語一語まで考え抜かれた巧みな文章に、相変わらず騙されまくりました。 真相を知れば「なるほど!」と納得し、もう一度読み返してしまう、そんな短編集。 特に、日本人なら誰でも知ってる”幸せな家族”を登場させた「伊園家の崩壊」も、 ブラックもブラックな真っ黒なユーモアが利いていてどんどん引き込まれました。 短編だからこそ生きる「文章トリック」が惜しげもなく使用された5編。 絶対に順番通りに読んでください。
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綾辻行人 どんどん橋、落ちた 読みました。 短編集、5作品書かれています。 5作品共通の出演者「タケマル」あり。 このアイデアはナイスだと思います。 短編集は、読後の余韻なく次に行きます。 寂しい気がします。 私としては、ぼんやりですが、短編でも繋がっていくようなものを望みます...
綾辻行人 どんどん橋、落ちた 読みました。 短編集、5作品書かれています。 5作品共通の出演者「タケマル」あり。 このアイデアはナイスだと思います。 短編集は、読後の余韻なく次に行きます。 寂しい気がします。 私としては、ぼんやりですが、短編でも繋がっていくようなものを望みます。
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久しぶりのミステリ。 相変わらず謎解きはできないので、ただただ物語として読み、単純に騙されて単純に驚かされるという完全受動のアハ体験。 ミステリ作家、綾辻行人が主人公となり色々なフーダニットミステリを解いていくという短編集。 なかなか無理やりなトリックもあったけれど、楽しく...
久しぶりのミステリ。 相変わらず謎解きはできないので、ただただ物語として読み、単純に騙されて単純に驚かされるという完全受動のアハ体験。 ミステリ作家、綾辻行人が主人公となり色々なフーダニットミステリを解いていくという短編集。 なかなか無理やりなトリックもあったけれど、楽しく読めてよかった。
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約20年ぶりに再読。 犯人当て小説って考えてはみるものの、突き詰めずについすぐ答えを見てしまう…。 それぞれの物語導入が綾辻さんぽい。「伊園家の崩壊」意図しなくても絡めて考えちゃうよね笑
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勝手な感想として、綾辻さん(ガチ本格ミステリー作家)が書いた、落書き、みたいな。笑 お話は短いし動機とかしょうもないしトリックも「ええ〜!」みたいなやつがたくさんあったけど、れっきとした「本格ミステリー」であり「叙述ミステリー」だった!ちゃんとミステリー。すごいね綾辻さん。 ど...
勝手な感想として、綾辻さん(ガチ本格ミステリー作家)が書いた、落書き、みたいな。笑 お話は短いし動機とかしょうもないしトリックも「ええ〜!」みたいなやつがたくさんあったけど、れっきとした「本格ミステリー」であり「叙述ミステリー」だった!ちゃんとミステリー。すごいね綾辻さん。 どんどん橋、落ちた 一瞬「こういうパターンとか…?」って思ったパターンだった!さる!!笑 ぼうぼう森、燃えた これもう全然わからんかったし、「え〜!何そのパターン〜!」ってなった。イヌ社会のはなし。設定の細かさすごい笑 フェラーリは見ていた フェラーリ、なるほど、いや犯人なんやねんそれ! 伊園家の崩壊 いその家崩壊しててわらった、かわいそうすぎ 意外な犯人 これは最後の最後で犯人当てれた。ヒントたくさんありがとう。 結局Uくんが誰か分からんのやけど、どういうことですか?君は違う、って、何が違うんだ?綾辻さんは何かに悩んでたのか?何に悩んでたんか。どういう暗示なんやろ?
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犯人当てを楽しむ小説。論理立てて突き詰めていく様は気持ちよかった。 重い暗いミステリー読んだあとに軽めのものを読みたいときにオススメです。
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フーダニットの短編集だが、どの作品も一筋縄ではいかないものばかり。 そんなのありかと思う人もいるだろうし、これはこれでいいのだと思う人もいるだろう。 個人的にはちょっとひねくれすぎているようにも感じてしまうけれど、それぞれの作品にはどこか暗い陰を感じ、またそれが作品の魅力にもなっているのだと思うのである。
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「どんどん橋、落ちた」「ぼうぼう森、燃えた」は捻りをきかせた犯人当て、という感じ。 どんどん橋に関してははっきり言って犯人を当てるのはかなりキツイが、ぼうぼう森はもう少し考えれば当てられたかもしれない。 個人的には「伊園家の崩壊」が一番面白かった。 人は出てなくても、タケマルが...
「どんどん橋、落ちた」「ぼうぼう森、燃えた」は捻りをきかせた犯人当て、という感じ。 どんどん橋に関してははっきり言って犯人を当てるのはかなりキツイが、ぼうぼう森はもう少し考えれば当てられたかもしれない。 個人的には「伊園家の崩壊」が一番面白かった。 人は出てなくても、タケマルが窓から出た、という可能性はあるのでは?という点は当たったが、"四時五十分"という時間が意味することに気づけなかった。 フェアかアンフェアかでいえば、ギリギリフェアだと思う。
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