組織と経営について知るための実践フィールドワーク入門 の商品レビュー

佐藤郁哉(著者)

2022/10/28

とにかくフィールドワークについての本の紹介が多い。case19+Book Guide 16で合計２５冊の本について丁寧に説明している。授業で25冊の本、つまり１回２冊の本を読んでいくことは米国の院並みである。日本の大学の授業で、この分量の本を読みながら授業をしていくのは至難の業である。しかし、本の紹介としてはいい。ただし、この本だけを読んで、フィールドワークを行うことは少し難しいようにも思える。やはりハウツー本もあった方がいいのでは。

2020/04/03

組織に入り込んでのエスノグラフィー。
こんな学問分野があったとはね！
「使う」ための本として実装されており、とてもよい。

2013/02/27

（メモ）企業・経営中心．参考になる研究のブックレビュー多い
参与観察，インフォーマルインタビュー，文献調査
フィールド・ノーツや聞き取りの方法，資料の分類も

2012/05/07

大学時代、何を知るにもまず現場に行くことの重要さを教えられた一冊。
私の今の姿勢の基本になっています。

2011/09/13

フィールドワークの種類の紹介がある。
密着取材
体験取材
観察研究
聞き取り調査

結果として出版された本をＣａｓｅとして紹介しているのが面白い。
「社会調査のうそ」を例題にしていることろＧ出色。
文献一覧としても使える。

報告を目指して調査する姿勢が整うかもしれない。
反面、手ごろな目標をたてすぎる傾向を助長するかもしれない。

2010/05/25

フィールドワークの基本的な概念を学ぶには良い本だと思う。また、専門用語や理解するにはどのような本を読むべきかを提案してもらえているので取っ掛かりとしてはいいかも。本当に理解するには、もう一度再読しないといけない本かな

2009/10/04

フィールドワークに関するキーワード14語、ブックガイド16冊、研究事例20点が入り乱れた3部構成で、何だか非常に挑戦的です。実際に読んでみて面白いフィールドワークの報告書を、その魅力と「読みどころ」を中心に紹介しつつ、「質の高いフィールドワークを行うためにはどうすればいいのか」という問題、及びそれを研究・実践に結びつけるための方向性に迫っています。

従来の（特に日本の）、現代社会を直接の舞台にしてこなかった研究の批判もなされており、さすが佐藤先生（フィールドワーク研究のカリスマ）の本、面白すぎ＆勉強になりすぎです。

個人的には、我らが沢木耕太郎大先生の『一瞬の夏』が取り上げられていて感動です☆