楽器の物理学 の商品レビュー
図書館で借りた。 凄い本だ。楽器演奏者などが行く、私は普段立ち寄らない音楽コーナーにあった。分厚くて大きい、大型本。 タイトルの通り、楽器の音楽が鳴る仕組みを数式で紐解いた物理学の本だ。ほとんどの楽器演奏者や音楽愛好家にとってはちんぷんかんぷんな内容ではないだろうか。 物理学の内...
図書館で借りた。 凄い本だ。楽器演奏者などが行く、私は普段立ち寄らない音楽コーナーにあった。分厚くて大きい、大型本。 タイトルの通り、楽器の音楽が鳴る仕組みを数式で紐解いた物理学の本だ。ほとんどの楽器演奏者や音楽愛好家にとってはちんぷんかんぷんな内容ではないだろうか。 物理学の内容としては、高校物理+αなレベルと見る。物理学科など大学専門で学ばなくても、”しっかり”高校物理をかじっていれば、ついていけるかなあ…という感じ。 構成は楽器分類ごとに分けられていて、大枠で弦楽器・管楽器・打楽器で分かれ、さらにそれぞれで細かく分類し、解説される。 欧米人が書いた欧米の楽器に絞られている…わけでもなく、古代中国のベルや、日本の梵鐘まで網羅する。ジャングルに誰も知らない楽器が見つかっても、物理学的には本書で解析できそうだ。非常に網羅されている。 電気ピアノもあって、電磁気学的な解説もあったり、材料・材質の話もある。物理学としても幅広い。 私は音楽の分野には疎い人間だが…、音楽×物理が好きな理系人にはたまらない1冊ではないだろうか。星5つ評価としておく。
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楽器についての最近の研究成果をがっつりまとめています。 とにかくラッパ吹きは古今東西、高い音がでると聴けばなんでもためすような騙されやすい人種なのすが、この本を読むと従来信じられている話のかなりの部分が迷信に過ぎない事がわかります。将来隠居したら物理的に理想的な金管楽器の研究でも...
楽器についての最近の研究成果をがっつりまとめています。 とにかくラッパ吹きは古今東西、高い音がでると聴けばなんでもためすような騙されやすい人種なのすが、この本を読むと従来信じられている話のかなりの部分が迷信に過ぎない事がわかります。将来隠居したら物理的に理想的な金管楽器の研究でもやろうと思います。 あ、この本の内容は金管楽器に限らずあらゆる楽器が対象になってます。
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