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旅と病の三千年史 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2011/01/12

人の移動に伴って人と共にある地点から別の地点へと移入されるのは、モノや文化だけではない。病気も人と共に移動する。 本書は、旅先での医療や事前の予防措置など広範な旅行に伴う医学、すなわち旅行医学の発達を概観する。日本人にはあまり馴染みがないが、西洋世界では旅行医学はありふれた存在で...

人の移動に伴って人と共にある地点から別の地点へと移入されるのは、モノや文化だけではない。病気も人と共に移動する。 本書は、旅先での医療や事前の予防措置など広範な旅行に伴う医学、すなわち旅行医学の発達を概観する。日本人にはあまり馴染みがないが、西洋世界では旅行医学はありふれた存在である。 長距離移動は、人に様々なストレスを与える。また、ある土地に特有の病気や、逆にそこにない病気を持ち込む可能性もある。こうした予防・検疫・現地での医療対策などに対処する医学が、旅行医学である。 歴史的なことばかりでなく現代(2002年頃)における旅行医学の現状についても記している。海外旅行や長期旅行の場合は、ワクチン接種や現地の医療情報の確認など様々な対策のためにトラベルクリニックの受診が望ましいという、考えてみれば当たり前のことに気付かされた。

Posted byブクログ

2009/10/04

旅行医学という、聞きなれない医学から見た旅と病気の歴史を書いています。 伝染病の歴史などは大変興味深いです。

Posted byブクログ